roro-k さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
その「始まり」。
以前この作品をご覧になったある方がおっしゃったことを思い出しました。
その方はフィギュア、コミックス、一部のノベルゲームに精通してらっしゃった筋金入りのいわゆる「オタク」と呼ばれる方でした(ご本人は全力で否定されるでしょうけど)。
その方のお話をうかがうと「オタク」(便宜上あえてこう呼ばせていただきます)は孤独なものだそうです。大抵の場合、自分の趣味を理解してくれる友人とか仲間はネットの向こうにはいてもリアルでは傍にはいないそうです。「こいつらみたく過ごせたらパラダイスや~。」と心から羨ましがっていたみたいでした。
「ヲタ」オトコのパラダイス「現代視覚 文化研究会」に新入部員二人とイレギュラー(女子)が一人が加わってアアだコウだとお話が展開?されてゆく「げんしけん」、その一期であります。
この作者の巧いところは「人と人の距離感」の描き方ですよネ。最初に意図的に最悪のシュチュエーションで距離を縮めさせといての、反目させながらの、収束のさせ方、そして最後には互いに互いにのパーソナリティを認めあう自然な人間関係の構築。ゴメンナサイ、ンなーこたーどうでもよくて要はオハナシを楽しめばOKですよネー。かくして、コスプレ大野さんも加わって笹原新部長のもと、咲さん命名の「げんしけん」がスタートします。
このあと、アノ人が加わってサークル活動の本質がユックリと変容していくことになるのですが…、それはまた別のはなし。(イ、イカン 三谷幸喜さんのフレーズや、コレ……)
P.S.
初代会長ってナニモノ???