ローズ さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
視聴者の心を射抜けない作品(酷評注意)
本が大好きで、本のために生きているような春海和人(はるうみ かずひと)。
喫茶店にいる時に強盗犯と鉢合わせて銃に打たれて死んだと思ったのだが、気がつくと犬へと転生していた。
ペットショップにいた犬を夏野霧姫(なつの きりひめ)が引取る事となる。
その夏野霧姫はベストセラー作家の秋山忍であり、性格がドSの作家と本好きな犬の奇妙な共同生活が始まる事となる。
本作品はキャラ作品だと思います。
主人公が犬、性格がドSでツンデレ要素のあるベストセラー作家、髪型がアフロのペットショップ店員、ドM趣味の変態編集者、ブラコンで変なカレーしか作れない妹、輝いている(?)アイドルでもあり下僕を従えている作家、刃物に変化する箒を持っているメイド、控えめな性格だが変な技を駆使する作家など出てくるキャラは非常に個性的です。
作品の内容がスカスカのためにキャラ重視するしかないのでしょう。
武器もおかしいです。
秋山のハサミ、妹の電動包丁(チェーンソーや鉄砲にも変化)、メイドの変形箒など完全なる凶器です。
ペンは剣より強し、という言葉を知らないのでしょうね。
秋山に対する悪口も「貧乳」のみ。
本当に読書家だったら他の語彙も使うでしょう。
それに「貧乳」は個人によってはコンプレックスがあるのかもしれませんが、悪口とは思えません。
人の身体的特徴を悪く言うのは、視聴していて気分が悪かったです。
ストーリー(内容)はどうでもよくて、登場人物の特徴を引き出しただけです。
観る人を選ぶ作品ではなく、観る人に選ばれない作品でしょうか。
頑張って作家を目指している人に対して謝罪をしてもらいたい作品でした。