「文学少女 劇場版(アニメ映画)」

総合得点
64.7
感想・評価
274
棚に入れた
1391
ランキング
3699
★★★★☆ 3.7 (274)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.9
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

千秋録 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

内容の割に知られていない佳作

花澤香菜さん主演作品の内でも好きなタイトルの一つ。お相手で後輩の井上心葉の役は入野自由さん。このお二人は『言の葉の庭』でも、年上女性と年下男性の恋という同じモチーフで競演。しかも、心葉(このは)と言の葉(ことのは)、両作品とも「言葉」にこだわっているところまで似ている...作風自体は全く違っていますけれど^^;;

この作品が意外と知られていないのは、シリーズがTV放映されていないことと、癖のあるキャラデザのせいなのでしょうね。

さて本題。他の方のレビュー等にあるように、本作品では宮沢賢治『銀河鉄道の夜』をモチーフに使っていて、推理要素もあったりします。電波さんみたいな先輩少女に振り回される男子高校生の話のような始まり方をするのですが...次第に多感な青春群像劇に話が広がっていきます。

意外としっかりしたお姉さんだった主人公・天野遠子。こんな役どころを演じる花澤さんに新鮮な印象を受けます。結末の付け方も安直ではなくいい感じです。

作中で出てくる小説「青空に似ている」については、OVA『文学少女"メモワール"I-夢見る少女の前奏曲(プレリュード)-』を観ると理解が深まります。劇場版と前後してOVAの鑑賞をお勧めします。

投稿 : 2013/11/06
閲覧 : 236
サンキュー:

4

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