時崎 狂三 さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世界が終わる前にkill or kiss
【あらすじ】
ユーラシア大陸中央部を襲った巨大空間震は、1億5000万人という未曾有の被害を引き起こした。
ーー30年後ーー
空間震が日常茶飯事となっているこの世界で主人公、五河士道は暮らしていた。
そんなある日のこと。
士道は妹とお昼をファミレスで食べる約束をし今日も学校へと向かう。
授業も終わり何気ない1日となるはずだったのだが、一つの出来事が全てを狂わせる。
ーー空間震警報
校内に鳴り響くそれは、全校生徒に避難を呼び掛けた。
いつもなら避難するのだが今日は違った。
そう、士道は妹とファミレスで昼食を食べる約束をしていたのだ。
妹が冗談混じりに呟いた何気ない一言が士道の頭をよぎる。
「絶対の絶対、約束だぞ! 空間震が起きても絶対だぞ!」
(まさか、そんなはずないよな)
不安でいたたまれない士道は、恐る恐るGPSをチェックした。
ーー現在地[ファミレス]
不安が現実となった士道は、死に物狂いで飛び出した。
ファミレスまであと一歩のところで大きな爆音と共に空間震が発生した。
「お前もか…… お前も私を殺しにきたのか」
震源には1人の少女が立っていた。
【この作品を観る前に】
アニメのジャンルやキャラクター紹介をしていきます。
この作品に対して何も情報がないならば、ここから下はあえて見ずに上の<あらすじ>だけを読んでからアニメを鑑賞した方がより楽しめるかもしれません。
<どんなアニメ?>
SF ラブコメ ヒロイン攻略
存在するだけで大災害を起こしてしまう精霊とデートしてデレさせることによって能力を封じ込め救おうというお話です。
<キャラクター紹介>
{netabare}
五河 士道(いつか しどう)
CV:島﨑信長
本作の主人公。都立来禅高校2年生。
幼い頃に親に捨てられ、五河家に引き取られた経緯を持つ。
そのため、他者の絶望に対して非常に敏感。
夜刀神 十香(やとがみ とおか)
CV:井上麻里奈
本作のヒロイン。大爆発と共に士道の前に現れた精霊の少女。
身長155cm B84/W58/H83
膝まであろうかという黒髪に紫色の鎧とドレスを混同したような衣服を身に纏い、身の丈ほどもある巨大な剣を携えた絶世の美少女。
鳶一 折紙(とびいち おりがみ)
CV:富樫美鈴
士道のクラスメイト。
身長152cm B75/W55/H79
白いショートカットの髪をした、感情の無い人形のような少女。
成績は常に学年主席。模試に至っては全国トップ。おまけにスポーツ万能という完璧美少女。
が、一方で人前で感情を表すことはほとんど無く、話しかけられても無視したり、休み時間も1人で読書し ている。
五河 琴里(いつか ことり)
CV:竹達彩奈
14歳になる士道の義理の妹。
身長145cm B72/W53/H74
赤色の髪にツインテールが特徴のかわいらしい少女だが、〈ラタトスク〉の司令官という顔を持ち、士道を交渉役に精霊との対話による空間振災害の根絶を目指す。
8月3日生まれ。
白いリボンをつけている時は明るく無邪気な性格の「妹モード」であるが、黒いリボンをつけると性格が一転して「司令官モード」に変わってしまう。
四糸乃(よしの)
CV:野水伊織
第2の精霊。
13、4歳くらいの少女の姿をしている。
身長144cm B73/W55/H78
水色の髪と蒼玉の瞳を持ち、左手に は眼帯をつけたコミカルなデザインのウサギのパペットをはめている。
極めて大人しい性格で、ASTに攻撃されても一切反撃せず常に逃げ回っている為、現界数こそ多いものの比較的危険度の小さい精霊と認識されている。
実は二重人格で、本来の人格である四糸乃と、パペットを付けた時にだけ現れるおしゃべりで冗談好きの“よしのん”の2つの人格が存在する。
時崎 狂三(ときさき くるみ)
CV:真田アサミ
第3の精霊。
顔の左半分を隠す長い黒髪と、育ちのよいお嬢様のような落ち着いた口調が特徴。
身長157cm B85/W59/H87
十香や四糸乃と違い、学校に転校できるほど人間の社会に深く溶け込んでおり、その仕組みを理解、応用する知識を有する。
分かっているだけでも1万人以上の人間を手にかけている最悪の精霊。
さらに自らの影に人間を引きずり込 んで跡形も無く“喰らい尽くす”ため、喰われた者を含めるとさらに犠牲者の数は増えると思われている。
また、自らの意思で空間震を発生させられる。
崇宮 真那(たかみや まな)
CV:味里
四糸乃の封印後、天宮駐屯地に補充要員として配属された隊員で階級は三尉。 DEM社からの出向社員でコールサインはアデプタス2。
士道とよく似た雰囲気を持ち、後頭部で括った髪に利発そうな顔、左目の下の泣き黒子が特徴の14、5 歳くらいの少女。
普段から「感心しねーです」、「決まっていやがります」といった、奇妙な敬語を話す。
{/netabare}
【見どころ】
なんといってもデレさせて精霊を救うといった物語ですから、
恋愛経験皆無の主人公、士道が女の子を口説いていく過程ですかね。
士道が所属する組織<ラタトスク>の面々がサポートしてくれるのですが、口説く前に選択肢を出してその中からアンケートで統計した結果を士道に指示するといったシステムが面白く一つのギャルゲをプレイしているような感覚になります。
【感想】
{netabare}
空間震を発生させる精霊をデレさせて能力を吸い取り、精霊と世界を救う。
{/netabare}
設定に凄くインパクトがあると思いました。
1期では、キャラの掘り下げがメインで作品の表面的な部分しか出てないと思うので2期があるならば楽しみです。
これから物語の核心に迫っていくのかな?
{netabare}
折紙と小鳥の関係はどうなるのか、途中から姿を消した狂三の今後など気になりますね。
{/netabare}
【作画について】
最高です。
{netabare}
1話冒頭からいきなりツインテ縞パン来てなんじゃこりゃあぁぁぁと歓喜しましたが、そう思えたのはこの一瞬だけでした(笑)
それは追々声優欄で説明するとして、
{/netabare}
全体的に作画は良かったですね。
表情豊かでキャラが引き立っていましたし、空間震や精霊の天使など上手く表現できてたと思います。
【声優について】
{netabare}
メインヒロインの十香はキャラ的には可愛いんですけど、井上さんが演じるとなんかこそばゆかったです。
表面はクールで無愛想なんだけど、内面は凄い無邪気で心を許した相手にはデレるといった感じで、演技は凄い当てはまってたんですけど、無邪気さが出過ぎてるように感じました。
少し幼いというか…ヒロインとして見られなかったです。
多分、井上さんが演じてる他キャラの先入観のせいもあるんですよね、、、
ヒロインとして見れるか見れないかは別として井上さんの演技は凄い良かったです!
もう一つ、似たような理由ですが、竹達さん演じる小鳥は一言で言うと俺妹の[桐乃]ですね!
始めの白リボンの方のデレ小鳥は違和感なくて凄く良かったんですけど…
それ以降に関しては…竹達さんにツンデレさせると桐乃にしか聞こえない。
桐乃と小鳥で全く同じ台詞言わせてどっちか当ててくださいと言われたら過半数以上が当てられない気がする。
ツンデレするにもレパートリーがないのか、桐乃を演じてた時と声質が全く変わってないような気がする。
クールキャラとかキャラの方向性が一変すると良い演技されるんですけど。
これからに期待ですね。
島崎さん演じる士道は、キャラに声がぴったりで違和感なくて良かったです。
野水さんは、四糸乃とよしのんの2役を演じられてて、無口な四糸乃と活発なよしのんを見事に演じ分けてて凄いなと思いました。
富樫さんは、折紙ぴったりの無表情な声で可愛かったです。
大胆な演技も無表情な声でこなしてるのに聞き手には凄い響くという流石です。
真田さんは、迫真の演技で見惚れました。
狂三というキャラを100%いや150%引き出せてたと思います。
未来日記の5thの子供と同じ声とは思えないです。
{/netabare}
【音楽について】
OP,ED共に良かったと思います。
OPはどこかで聞いたことのある既視感のあるメロディーでした。
EDは四糸乃を演じた野水さんが担当しています。
歌は喉から出してるような歌い方であまり上手くはないのかな?でもクセのある歌い方が心地良く、なにこれ不思議!!いつの間にかハマってます。
save my heart
save the world
共に良曲です。
【キャラについて】
ヒロイン攻略アニメなのでヒロインとなり得るキャラが多いです。
そして何より攻略主体である以上ヒロインとの交流は常に新鮮でなくてはならないのでキャラの個性は他アニメより秀でている必要があります。
なので、だれか1人はお気に召すキャラが現れるかとは思います。
自分はメインヒロインの十香は×
見た目もキャラも良さげな小鳥も声で×
好みのキャラ来ないな~と思ってたら来ました。
狂三可愛すぎる!!
声も最高キャラも最高で言うことなしです。
変身後のツインテ狂三も王道で可愛いんですけど変身前の方がフェロモン感じて好きですね。
今まで見てきたアニメで3本の指に入るぐらいお気に入りキャラです。
自分の中では狂三が1強で、折紙と四糸乃2トップが追いかけるといった感じです。
【最後に】
読んで頂きありがとうございました。
前半は、この作品のあらすじや、観る前にどんなアニメかなどを紹介しています。
後半は、感想メインになっております。
不定期に更新するつもりなので自己満レビューを今後ともよろしくお願いします。