退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
みんながヒーローの社会を実現出来るか。
天然で破天荒な新人ガッチャマン「一ノ瀬はじめ」が、謎の怪物「MESS」や社会に混乱に陥れる謎の宇宙人「ベルクカッツェ」と戦うヒーローもの・・・と言ったら語弊がある。ネットを含め善悪入り交じる社会における人の繋がり、SNSの可能性を描いたもの、というべきかどうかも微妙(笑)
人が人に必要とされる社会、そういったものを守るために色んな人が頑張っているわけですけども、結局ヒーローに頼ってはいけないよ!というお話だったのでしょう。ガッチャマンを含め色んな登場人物が己の意志で己のスキルを活かして社会貢献をする素晴らしさを謳っております。啓蒙アニメとしてはイイ感じ。
しかし、ソシャゲのようにランク付けするのは如何なものかと思います。
それがこの作品の結論というわけではないんでしょうけど、ボランティアに点数をつけて競わせるのはさすがに唖然としたと言いますか、そこに苛烈な競争が生まれるようだと解決にはならないだろうなと。むしろ新たな社会的孤立を生み出してしまうような気がします。
やはりベルクカッツェのような悪意が生まれる背景をもっとちゃんと切り込んで描いてほしかったです。
何でも受け容れる「一ノ瀬はじめ」の精神は素晴らしいですが、SNSやソシャゲが受け皿になりうるかどうかっつーと・・・・私がほとんど利用しないから何とも言い難い部分ではあるのですが、現実問題としてはね。
とまぁ色々考える分には良いアニメなのかもしれませぬ。