しめりけ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
惜しい作品ではある。
●未視聴の人向け→{netabare}
「ミステリーxバトルモノ」的なお話。
精神論的なテーマ部分も含むとは言っても
劇場版に続く形になっているので、あまり中味があるとは言えません。
どちらかと言えば表層部分の
○「女の子が妖怪と戦う」的なバトルモノ要素とか
○それらバトルのキレのあるアクションや残酷なグロ要素の他、
○「謎を追って話を進めていく」ミステリー的な部分、
を楽しむ作品と言えるでしょう。
・・・・楽しめるかどうかは別にして。
当然ながら、グロ要素や残酷描写や、謎の多い不明瞭な展開等が苦手な人には苦痛。
逆にそういうのが好きな人にとっても作りが上手いとは言えないのであまりオススメはできません。
{/netabare}
●視聴済みの人向け→{netabare}
先に結論から言えば惜しい。〝やっていた事自体〟は面白かった。
・・・が、見せ方が致命的に悪かったために、致命的に盛り上がりに欠けてしまった感じ。
ミステリー部分について〝実は全てが茶番〟という真相について
納得できるだけの伏線を張れていましたが、
あまりにも伏線が露骨なので、実際に毎週TV放送で見ている時には
「バトルモノをやっているのに見せ方が下手で茶番にしか見えない」
という感想を持たれても仕方ない内容でした。
主人公が「守ってみせる!」と言った傍から
見殺しの連続が数話に渡って行われるのだからそりゃ白けます。
そして話の進行も遅いとなれば、当然ながら盛り上がらない。
そもそも、この真相の面白さは真相を知って初めて分かるモノであって、
真相を明かされる最終回直前まで楽しめない事が致命的。
もっとテンポや真相暴露のタイミングや演出等を
作りこんでいたならものすごく楽しめたような気がします。
もったいないなぁ・・・・と思わずにはいられない作品でした。
折角、アクションはキレがあったり話の核心自体なら
かなり良質だったために余計にそう思う。
{/netabare}