シェリー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「つまらない」
よく使われる「つまらないモノですが、どうぞ」の「つまらない」は
ホントにしょーもないモノを送るというわけではなく
『私があなたに渡すものはどんなものであってもあなたに釣り合うモノはありません』
といった大体このような意味合いの相手に対する敬意の言葉です。
僕は17までこのことを知らず
いらないモノをわたすんじゃないよ、と本気で思っていました(笑)
お恥ずかしい。
そして僕がこの作品に告げる「つまらない」は
敬意もへったくれも河童もいない
単純で一方通行な乾いた「つまらない」です。
本作の主人公は前回までにもちょこちょこと出ていた
黒桐の妹の黒桐鮮花ちゃん。
ストーリーは鮮花の通う学校に妖精を使って生徒たちを困らせる人がいるから
なんとかしようってことで妖精が見える式と一緒にそれを解決するお話。
音楽は鮮花メインということもあり軽快で明るい感じでした。
おそらくですが今回は前回でひと段落したこともあり
ちょっとメインから外れたお話でまあまあお茶でもどうぞっといったところでしょうか。
けれど、いやむしろ案の定、なにひとつ面白くなかったです。
まず、なぜ鮮花をメインにしたのかも作品を観てもよくわからないし
そして需要も大してないのでは?と思います。
さらにサブキャラを主軸にした話は一回きりになるので
自ずと本作はストーリー勝負か先の物語を期待させる伏線作りになります。
『バクマン』の言葉をお借りして言うならば
「今までがあるから面白く観られる一話であり、壮大な先の展開を期待させる一話完結」です。
まあどっちにしろ、つまらなかったです。
残念ではありましたが、ここで止めずに次章に期待したいと思います。