jethro さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 1.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ヘタレは作者の罪
突っ込みどころ満載のロボット&魔術アニメ
1、2話くらいまでは、つかみバッチリの感じがありました。
しかし、アラも突っ込みどころも満載
どこで崩壊するのかニヤニヤしながら見続けましたが
主人公のヘタレ加減が先にMAXを超えました。
それこそ「もーだめムカツク」ってくらい酷くなります。
この酷さは右肩上がりで最終回まで留まることを知りません
「ネタバラシを伏せるための」主人公ヘタレ描写は
作者の力量不足に他なりません
「ここで気づいてしまったら」とか
「ここはまだ分からない方が」等といった作者による勝手な
ネタ露出のタイミング操作が一度行われるたびに
不自然さが増加
主人公存在の説得力が消失していきます。
「物語は登場人物と共にある」という基本セオリーを逸脱するには
それなりのフォローが必要です。
ただ、前半戦においては
この主人公ヘタレ感が膨らみつつあるのは分かっていても
実はあまり気になりませんでした。(あくまで、前半のみ)
それは、とりもなおさず展開がめまぐるしかったからに他なりません
次から次へと謎や事件が舞い込み、しかもそれら全てが
本筋にかかわるものばかりなので目が離せないのです。
「よしよし、このまま突っ走っちゃえ!!」とも思った時期がありました。
だから、本作の評定としては「おしい」「途中まで良かったのに」です。
{netabare}おこがましいようですが
本作の場合ひたすら隠し続けていたものは
「アスラ・マキーナ」の原動力は
副葬処女である「ベリアル・ドール」の感情や魂を削っており
使い続ければ「ベリアル・ドール」は消滅してしまう事ですが
こんな事、最終回まで引張るネタとは到底思うことができません
とっとと公表して、その葛藤の中で戦った方が
もっと素晴らしいドラマに発展したのではと考えます。
続行して2期も拝見する予定
この呪縛が解けたからには、目を見張る展開期待してます。
追い撃ち
最終回ラスト
「何でみんな教えてくれないんだー」
最低のセリフです。
思わず
「気付かないお前が悪い、ヘタレ野郎」と突っ込みを入れてしまいました。{/netabare}