じぇりー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リアルさと不自然さの愉快で奇妙な同居
↓↓こういうことを突っ込んではイケナイ↓↓
動物が人間の社会で、言葉の垣根もなくそれがあたかも当たり前かのように共存している世界。
殆どの動物は本来、2足歩行不可能なはずなのに、人間に混ざって、電車に乗ったり町を歩いたりする。
それぞれに住居を持ち、動物によっては衣服まで身に着け、コーヒーだのアルコールだの摂取する。
そして、カフェを経営したり、動物園で「動物」のアルバイトをしたり…と勤労している。
にも関わらず、動物そのもののキャラデザインは(2足歩行であることは置いておいて)非常に本物に忠実に描かれており、時にリアルな生態を知ることができ、視聴していると何気に「動物トリビア」が得られたりなんかもする。
この物語に出てくる動物は、私たちが普段身近に接する犬や猫などは一切登場しない。
動物園や水族館…果ては、生息する現地にでも行かない限り拝めない動物ばかり。
普通に面白かった。どーでもいいことを繰り返すけど、いつも楽しそうな動物たちを、こちらも肩の力を抜いて気楽に見ることができた。
ありえない世界観の「日常系」アニメ。新しい。
44話はベストだった。最終回は予想通りだったけど、それでも、あーよかったなぁ、と思えた。
…ところで、私の趣味は偶然にもナマケモノさんと同じ編み物で、作中ラマさんがアルパカさんと一緒に毛糸を作っている場面を観て、ふと、「そういや『ラマウール』なんて聞いたことないなぁ、売ってたら買って何か編んでみようかなぁ」と思い、ネットで色々調べてみたら…べらぼうに高価だったので、入手を諦めた。
これこそ、私自身が入手したどーでもいい話だが、現地アンデス地方ではラマウールを使った織物が盛んらしい。しかし残念ながら、毛糸としては高級な割に編み辛いという難点があるようだ。
ここでも若干残念だったね、ラマさん。
…ラマンボ!(謎