青陽 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
予習であり、復習。また復讐でもあり愉悦でもある
ウェイバーではないけど、彼らの戦いを記録しておかなくては。きっと秋から放送中のfateを観終わった後の自分に役立つことだろう。
14〜17話
2期になり続々と脱落者が出てくる。
・キャスター組
流れ出る鮮血、これが生と死の実感…。
悲惨な末路だったとはいえ、かつての栄光は確かに光として存在していたのだ…!
さんざん暴虐の限りを尽くしたキャスター組の二人が
第四次聖杯戦争参加者の中でも特に満ち足りた気持で散っていったのはなんとも皮肉なものだ。
・ランサー組
「P.A.ファンよ、これがドロドロだ」とキャッチコピーにしたくなるほどの泥沼な人間関係とその顛末……。文章にするとさらに惨くなりそうなので詳しく書きたくない。
・時臣
勝利のための着実な準備と作戦。その安定は退屈に繋がる。ギルガメッシュに飽きられつつあったが、それでも契約の関係で繋がっていた。しかし
最後には聖杯を完成させるため、令呪の力で自決させられると知り(愉悦チクり)ギルガメッシュは時臣を裏切ることに…。
最強のサーヴァント&信頼していた弟子に裏切られたという事実を
彼は死ぬ前に認識できたのだろうか?
18〜19話
ランサー戦で誰もがドン引きしたであろう切嗣の(フォローのための)過去話。
彼の抱いていた夢を壊し、今の価値観を形成するきっかけとなる事件が起こる。
犠牲者を最小限に抑えたい→過去 切嗣が最も激化した戦場に赴いていた=彼が赴くことで戦いは終結していったということ。金が欲しいからでも死にたいからでもなく、被害者を減らすために…だったのか。
20〜21
拠点が襲撃され
まいや脱落 耐えろ切嗣
アイリはいずこへ?
ライダーとセイバーのチェイス!
セイバーかっこいい!たぶんセイバー 一番の見せ場だな。バイク乗ったフィギュア欲しくなった!!
アイリを攫ったのはライダーではなかった。
バーサーカー陣営と手を組んだ綺礼の仕業だよ…
そして悪魔のセッティングにより
かりやおじさん崩壊
それ見た綺礼は酒ウマ!
やっぱり蟲ジジイと本質いっしょやん
22〜23
ライダーとウェイバーの絆が今作唯一の救い…!
それとは対照的に、セイバーと切嗣の関係は修復不能。
アイリがマスターなら姫と騎士で最高の主従関係になっただろうに。
しかし、アイリは綺礼によって殺される…。
物語は最終戦へ向けて進み出す。
バーサーカーはランスロットだった。けど、それはまぁいいや。
何より凄かったのはアーチャーとライダーの決戦。熱い、熱いぜ!しかし、あと一歩のところでアーチャーの無数なる宝具の前に敗れる。
「ああ、そうか…この胸の高鳴りこそがオケアノスの潮騒だったのだ」
これほど勇ましい散り際の台詞、私は他に知らない。
24〜25
切嗣は多数を助けるために少数を切り捨ててきた。
そんな方法しか見出せなかった。
それでも、恒久なる平和の道を探したかった。だから聖杯に奇跡を求めた。しかし、聖杯は願った人の知ってる方法でしか願いは叶えられないという。
聖杯が持ち出した船の例えはネットで見た怖い話を思い出した。
あれも少数か多数かの選択だったなー……
「エイプリルフール 怖い話」で繰繰れば見つかると思うので興味ある人はぜひ。
アンリ・マユ〈この世全ての悪〉
過去に虚淵氏が酷い目にあった女性の名前から取ったネーミング
…ではなくゾロアスター教のアンラ・マンユが元。拝火教の名でも知られる宗教、その善悪二元論における悪を司る創造神がアンラ・マンユである。
前回の聖杯戦争でアインツベルン家が確実な勝利の為、反則的にこいつをサーヴァントとして呼び出した。しかし その実は
全ての責任を押し付けられ悪の権化に祭り上げられた一般人だったため、あっさりと敗退。その魂は聖杯に取り込まれた。しかし、そのことにより聖杯はこの世全ての悪に汚染され、猿の手の如く負の方向でしか願いを叶えられなくなったらしい。
これはアニメ観ただけじゃわからなかった。
そんなわけで
切嗣の願いを突き詰めて行った結果、残るのはイリヤとアイリだけになってしまう。多数を助けようとした結果、残るのは真に大事な二人だけ。それでは本末転倒になる。だから二人=聖杯を壊すことにした。だが、その先に待っていたのは……。
器から噴き出す悪意に、思わずシシ神の首が吹っ飛んだ後の姿を重ねてしまった。
あちらは自業自得だが 切嗣の場合
平和のために必死で足掻いたけど どうしようもなくて、奇跡を求めた結果があの絶望では救いが無さすぎるだろう…。
ラストのセリフ
「僕は正義の味方になりたかったんだ…」が切ない。ケリーと呼ばれていた頃は、まだ瞳に希望の光が宿っていたのに…。
悪夢より酷い現実に直面して、彼の純粋な夢は打ち砕かれてしまった。
しかし、その希望は息子に受け継がれた。四郎の瞳は光を灯している。時はzeroを刻み、ここから物語は紡がれていくのだ。
えげつねぇな…
ドン引きしたシーンワースト5
1切嗣が悪ガキみたいな理論でランサーとそのマスター達を葬るとこ
「約束守ってくれたら僕は手を出さないよ? ボ ク は ね!他の人間は手を出さないとは言ってないよ?」
……うん、いや…まあ、他作品でも主人公なのにひどいことしてきた奴いるけどさ…。さすが見せ方が凄惨だよね。騎士道精神を大切にするセイバーとランサーによる高貴な闘いが見られるのかと思った直後にあれだもん。
主君に忠義を信じてもらえず、再びドロドロの人間関係に巻き込まれ…唯一の救いであったセイバーとの清き決闘すら穢されて……。
誠実なイケメンランサーを憎悪に満ちた顔に変えてしまうほどの切嗣の策略にはさすがにアイリさんも少し引いてましたね。
2 綺礼がアゾット剣を凛に渡すとこ
気付いたら私の眉間の皺は超サイヤ人並みに。こいつはゲロ以下の臭いがプンプンするぜ…!もらいゲロしそうなほどの邪悪ッ!!
時臣殺害に用いた剣を形見代わりに娘へ渡すとは…!
受け取った後、堪えてた涙が溢れそうになる凛。それを見て溢れそうな愉悦を堪える奴の表情はまさに外道!やはりこいつは間桐のジジイと同類でした
3深夜の教会、かりやおじさんが狂化
時臣が殺されたことを知っている視聴者からしたら、もう悲劇of悲劇が起こるであろうことは予想できていた。
しかし、それでも
うわあああああああああああああああああああ!!!!と言わずにはいられない展開…。
恋愛に関して
「男は名前をつけて保存、女は上書き保存」
というけれども、葵さんの場合は初めから時臣だけが名前をつけて保存。かりやおじさんはただの幼馴染に過ぎず、そもそも保存される存在ではなかったのです(´・ω・`)
しかし、おじさんは拗らせに拗らせてしまっていて…
この場面…残念ながら(いや、残念じゃないけど)私は愉悦を感じられませんでした。
4キャスターが子どもを助けたと見せかけて殺すとこ
あれ?もしかして良い奴??……なんて思うわけないだろ!あんな御堂筋くんみたいな顔しといて‼絶対ろくでもない展開になるよ…と思って観てたらやっぱりじゃないか……
「真の意味での恐怖とは、静的な状態ではなく変化の動態…希望が絶望へと切り替わる、その瞬間のことを言う。
如何でしたか? 瑞々しく新鮮な恐怖と死の味は」」
「COOOOOL!あんた最高にCOOLだよ!」
登場後 たった数分で
ダメだこいつら、早く何とかしないと…と思わされました。
5桜と蟲
描写が少なかったからまだ耐えられたけど、自分の身で想像してごらん。あれを何年にも渡って行われ続……うわああああああああああああああああああああ
余談ですが
この作品を観たせいで
エマールのCMが流れると笑ってしまいます、愉悦すぎる!