青陽 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
その美しい作品は…
原作既読。
友達に借りて読んだ後、あまりの素晴らしさに自分で全巻集めてしまいました。ARIAはもはや私にとって聖書といっても過言ではありません。
そして初めてDVD-BOXを購入した作品でもあります!
この作品では、テラフォーミングされた火星が舞台となります。
しかし、SF!って感じではなく、大きな事件や闘いは起きません。
何も起きず、ただただ平和な日々が送られていきます。
最初に漫画をよんだときは、あまりにも何も起こらないので逆にビックリしました(当時はまだアニメに疎く、まる子ちゃんやサザエさんの他に日常ジャンルの作品を観たことが無かったので)。
でも、ARIAを読み進んでいくとだんだんその魅力に気づいていきました。なんてことない日々の中から「素敵なもの」を見つける天才の灯里と、なんでも楽しんでしまう天才のアリシアさんがそろうと、日常の中で見逃してしまいがちな大切なこと、ネオ・ヴェネツィアに限らず世界は美しいんだってことを思い出させてくれます。
アニメになってもその魅力は変わらず、むしろ美しい色彩、素敵な音が加わることでますます魅力的になっているのです!
特にウンディーネはこの作品の魅力を見事に表していて、今やイントロの数秒を聴いただけで幸せな気持ちになれます。
*眠くなる(良い意味で!!)
ゆったりと流れる穏やかな時間、このアニメのテンポはまるでゴンドラのよう。それゆえに鑑賞していて眠くなることもあります。
しかし、それは退屈だからではありません。私の場合は安心感、とでもいうのでしょうか?何から何まで、この作品はとても心地よいのです。それは
小さい頃、寝る前に親が読んでくれた絵本のような感じ。
安心感と幸せな気持ちに包まれて眠りにつく、あの感覚にとてもよく似ています。
なかなか眠れない夜などは、ARIAを観ると非常に安らかな心持になり気持ちよく眠れました。
寝つきが悪い人、不眠症で悩む人などにぜひ観てほしい作品です!
ああ、こんな風に書いてたらまた観たくなってきた…!
いつかヴェネツィアにも行ってみたい、カーニバルの時期じゃなくてもいいから。
本当に素敵なアニメです。
感謝するぜ、ARIAと出会えたこれまでの全てに
(恥ずかしいセリフ禁止!)