ninin さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
〜恋の逃避行〜
全13話
湯浅 政明監督作品(四畳半神話大系やクレヨンしんちゃんの監督)
エロティックバイオレンスホラーラブコメディ作品(長いですねw)
キャッチコピーは「愛した男は敵だった。抱いた女は殺人鬼」
AT-Xで放送がありましたので、タイトルに興味があって観てみました。
お話は、食人鬼の女性と食人鬼を倒すための戦闘集団「愧封剣」(きふうけん)の男性が恋に落ち、「愧封剣」の他メンバーに追われる2人の逃避行を描いた作品です。
食人鬼といっても普段は人間と変わりません。興奮すると食人鬼に変身します。このギャップが凄まじいです。
たまに実写が入っていたり、はっとするような美しい背景になったり、結構実験的な作品ですね。
最初は独特の作画とエログロ描写から、合わないと思って観てましたが、徐々に面白くなってきて、結局一気に観てしまいました。
お話は基本1話完結が多いですが、食人鬼対愧封剣という戦いが根底にあり、違った立場の2人の中に相容れない関係をお話ごとにうまく色々な出来事に取り入れられています。
暗い感じがしますが、コメディ要素もうまく取り入れられているので、最初はそれほど重くならないですね。{netabare}(猿師匠には爆笑しましたw){/netabare}
でも終盤はかなり重い展開になり徐々に伏線が回収されていきますが、だんだん切なくなってきました。でも最後はいい終わり方でした。
個性的な作品なので、合わない人も多いかと思いますが、興味があったら観てくださいね。オススメです。
OP 昔の特撮映画のOPを観ているような作画でした。曲もパンチが効いてますね。
ED 胸に突き刺さるようなバラードです。いい曲です。
最後に、北斗の拳のラオウ役などで有名な内海賢二{netabare}(6月にお亡くなりになられた){/netabare}さん、名演技でした。