roro-k さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ナニヲイッテイルカワガラネェトオモウガ……。
荒耶....、何を求める?
「真の叡智を....」
どこに求める?
「ただ、己の内にのみ....」
どこを目指す?・
「知れたこと、この..矛盾した...セカイの..螺旋のはてを.....」
蒼崎橙子の最期の問いかけ。正直、五章のなかでワタシはこの場面が一番沁みました。
魔術師ならば確かに“根源”を目指すのに迷いなどあろうはずもない。たとえ他者を犠牲にしても、己自身の命を捧げても。
魔術師ならば互いに殺し合うのが常道。所詮、互いに相容れぬ存在でしかない。
だからこそ志半ばで尽きて逝く荒耶宗蓮を“看取れる”のは橙子しかいない。彼女には「魔術師」という存在の本質が 同じ立場の同胞として身に沁みて理解できてしまうから(このシーンは橙子のちょっとした仕草、煙草の吸いかた、表情などの静かなお芝居がたまらないです)。
彼女が何を目指し、何を求めるのかは語られることはアリマセンでした。
では、そんな彼女から「オマエもこちら側の人間だろ.....」と声を掛けられた両儀式のもとめたものとは..いったい....?