タナボソ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まだ観てない人の背中を押したい【基本ネタバレなし】 …十回以上も同じ映画観に行くなんてこと今後そうそうないだろうなあという追記
ストーリーについては触れません。
すでにWeb上に感想、考察が溢れかえっていて、
今さら自分があえて付け加える事柄はないです。
って言うか無理w とりあえず自分は基本是派とだけ。
Web上の感想等はストーリー的な言及にかなり偏っていますが、
作画的視覚的な部分、音楽等聴覚的部分がひたすら素晴らしいと思います。
劇場で鑑賞した方が確実に楽しい迫力・スピード感溢れるアクション。
イヌカレー空間、虚実入り混じったダークで幻想的なビジュアルイメージが凄まじいです。
観てるとなんかもうヤバい。ストーリー的な部分も相まって、あああああとなる部分多々。
私に専門知識がなくてあまり具体的指摘は出来ないのが悔しいですが、間違いなく見応えがある。
作り手の熱量が伝わってきます。
パンフレット内インタビューにあった、
絵コンテだけで電話帳何冊分だ?であるとか、
(あるシーンで)脚本では数行だったのに絵コンテは数十ページになっていて、
(中略)作画したら2020年までかかりそうだと思った
などの談話からも明らか。
あとは、
TV版あるいは再編の劇場版前後編の視聴が必須であること、
ネタバレを食らう前の方が確実に楽しめるであろうこと、
密度も高く情報量も膨大なため、眠い時や疲れている場合の鑑賞に向かないこと、
件のパンフは読み解きに役立つし様々な意味で興味深い内容ですが、
逆に言うとネタバレ満載であること、
を気に留めてぜひ鑑賞を。
(2013/10/29初up)
◆2回目以降の鑑賞を経て追記(2013/10/31)
まどか☆マギカと言えばOP、ClariS コネクトだったんですが、
この新編はED、Kalafina 君の銀の庭 ですね。
挿入歌misteriosoも、OP、ClariS カラフルも良かった。
パンフにあった当初の虚淵玄構想ならmisteriosoがさらに印象的になったんでしょうね。
パンフやWeb上の考察等を見た上での再度鑑賞。
映像や音の表層面からインパクトはそのままに、
酩酊、眩暈、トリップ感とでも表したいような
熱に浮かされたような視聴感が得られました。やはり凄い。
ストーリーの理解も進んだため、より楽しめました。
自分の中での整理、捉え直しをしたのも大きかったと思います。
と言うか、そのせいでより一層ある感情を強く覚えるように…
以下、初見時自分の中で引っかかってしまったことについて。
ぼかした表現に努めましたが、
ネタバレを最大限に避けたい方は↓クリックしないようお願いしますm(_ _)m
{netabare}劇中使用されるある単語とその言葉に象徴されるあるキャラの行動や態度。
その言葉が引っかっかってしまって、話を飲み込む妨げになってしまうかもしれません。
でも。
その言葉はありきたりで、ゆえに受けてしまう印象って、
日常的に使われる狭い意味、一面でしかないと思うんですよ。
その言葉の持つもう少し広い意味で捉えてあげると、
この物語をより受けとめやすくなるかなあと。
当たり前っちゃあ当たり前の話なんですけどね。
初見時、少し「え?」「いきすぎなんじゃ…」と思ってしまった者として一応。
{/netabare}
◆頭の中はお祭り状態だった日の日記的追記(2013/11/02)
とりあえずパンフ確保しようと封切り日の夕方、帰り道に
渋谷TOHOシネマズ立ち寄ったんですが、ほとんどの物販は売り切れてました。
砂時計くらいは現物見てみたかったなあ。
生産に時間かかりそうなの多いし、再販はないのかな…。
つか、封切り1週間の11/1時点で新宿バルト9だと
パンフの売り切れと再入荷のアナウンスを繰り返してるって言う。
バルト9、グッズの売れ行きがいいせいなのか何なのか、初来訪した10/29の時点で物販壊滅状態。
せめてパンフくらい確保しといて欲しいです。
そのくせ来場者プレ1週目最終日11/1、24:30の回でもミニ色紙配ってんだからチグハグと言うか。
嬉しい誤算ではあったけどw
結局4種揃って万々歳。でも出なかったのが一番欲しかったソロほむらなのもまた因果なもんで。
なお、バルト9でパンフ欲しいのに買えなかったよーな方は、
ピカデリーの物販コーナー行けば大丈夫かも。
パンフ以外もQBのスマホスタンドetc.程度ならありました。
なんでこんなにバルト9に触れるかと言うと、
平日15:30~18:00開演の回は\1200だから。
仕事や学校他諸々の都合が合う方には狙い目。座席予約は必須ですよー
◆鑑賞済みの方にも役立つかも知れない情報の追記(2013/11/05)
既に鑑賞済みの方には「fc2」「newediter」でググった先へのアクセスを挙げときます。
劇中からの具体的な引用が多い構成で、自身の考察にも役に立つかと。
某大型匿名掲示板で自身晒してたからここで触れても問題ないはずw
2013/11/04ニコ生にて配信された
>ニコ生岡田斗司夫ゼミ『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』を
>金払って観たから言いたいこと言うよ!
http://live.nicovideo.jp/gate/lv157729940
共感するか否かは置くとして、聞く価値アリです。
「アニメ作る人に甘えた人やダメな人や頭の悪い人はいるが志の低い人はいない」は至言。
この新編は岡田斗司夫さん的独自採点によれば92点だそう。
(80点以上は劇場で公開してくれるなんて現代の日本に生まれて幸福、死んでも見るべき)
なお、機動戦士ガンダムが92点で風立ちぬは95点、な採点基準的に共感はしてません。
鑑賞済みでニコ生プレアカ持ちの方は是非。
その内プレアカ持ってなくても見られるようになるかも。
◆それは例えばバスがいつまでも行き先に辿り着かないような(2013/12/24)
今日も観に行ってきます。来場者特典が貰えるのもある。
だけど、それがなくても何回も鑑賞することになったと思うんですよね。
あの対決のカタストロフ、misterioso、あの二人が共に背中を預けて戦う姿、-の上に落ちたしずく、
脳裏に焼き付いて、だけど実際にまた感じたいあの台詞、あのシーンが堪能したくて、
そして、全編に漂う不吉で、不穏で、不可思議で、不条理で、不気味で、
気持ち悪くて、こわい、あの感じ。
あの二人がバスに乗り込んで、だけど行き先に辿り着かない。
橋を渡るシーンにどうにも惹かれる。
子供の頃に見た何とも説明し難いおそろしい夢を彷彿とさせると言うか。
或いは、やはり子供の頃、友達に借りて聴いた筋肉少女帯の『猫のテブクロ』、
そこに収録されていた遠足に行ったまま帰ってこれなくなる歌詞の曲。
軽くトラウマになったあの感じ。自分的にそれに近い。
ごく個人的感慨で申し訳ないのですが、そんな感覚に浸りたくてまた観に行くのだなあと
この記事を見て改めて思った次第。
{netabare}
【まどマギ】『小池一夫×虚淵玄 対談まとめ』 「まどか続編が出たらさやかは主役?(孤高のヒーロー)になる可能性はある」 「子供に”闇なんてない”って教えてる事は凄くマズイ教育だと思っている」
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-20759.html
「新編は観客を信頼して作られている映画」- 止まらぬ『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』の勢いを岩上プロデューサーが語る
http://news.mynavi.jp/articles/2013/12/08/madoka/
-確かにこれだけの支持がなければあれほどのトンデモナイ映画を創り出すことはできなかったはず。
『まどかマギカ』悠木碧&斎藤千和が語る“ほむらのまどかへの深い思い”とは
http://news.nicovideo.jp/watch/nw834722
-声優さん達の入り込み度も凄いですよね。つか、斎藤千和さんてほんと凄い。最近、咲の阿知賀編とかネギま!?を観たんですが、千和さん全く判らない(ノ∀`) カエルのモツ、まさかの声色。悠木碧さん、野中藍さんはすぐ判ったんだけどなあ。
TV版魔法少女まどかマギカが流行った理由
http://suresuta.jp/archives/11686
-名無しさんによる説。イヌカレー空間にしても梶浦由紀さんの音楽にしても、あのシナリオがあってこそに同意です。
【まどかマギカ】 これは欲しい!スレの方が考案された実用的な叛逆の物語グッズ
http://matomagi.doorblog.jp/archives/35092526.html
-コレほんと商品化しないかな。傘も実用する気はしないけど、プラネタリウムみたいな感覚で天井から吊して飾りたいわ( ´∀`)
{/netabare}