野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

そうだ雛見沢村、行こう。(改)

ミステリーホラー。
あまり嬉しくないハーレム。
グロあり。

推理、謎解き系。(｀･ω･´)
す・・推・・理？(´・ω・｀)
うん。(｀･ω･´)
こんなのコナン君だって無理だよ。(´・ω・｀)
全２６話。

この作品には最初まんまと騙された。
以前なんの前知識も持たずに見たことがあるが、その展開の凄まじさに感動した覚えがある。
とにかく展開が異常に早い。
んで4話のアレである。こんな序盤であのような有様になるアニメが未だかつてあっただろうか？いや無い。
先が全く読めない期待感で続く5話を見た時、矢木に電流走る。そういうカラクリかよと。

この物語はパラレル世界？を舞台に大体5話くらいの１セットで～編というように構成されている。
ストーリーはとあるド田舎の村で毎年起こる連続怪死事件。その謎を解けみたいな感じ。
１期と２期に分かれており１期で謎ばら撒いて２期で回収する形だったと思う。
なので見るなら１期からが前提になる。

最初パラレル構成と知った時には多少がっくり来たのは事実だがそれも誤解だった。
２６話と長いが～編という構成のために中だるみがそれほど無く尚且つそれぞれの話も面白い。

人によって難点となるのがキャラが所謂萌え萌え系なこと。
でも悲しいかな、あんまり見た目自体はそこまで可愛いとは言い切れないが好みにもよるか。
見た目もそうだが、かな？かな？にぱーなど実に個性溢れた口調も披露してくれる。
萌えは嫌いじゃないが狙いすぎの萌えはドン引きする。あるいはこれでキャラ立ちを狙ったのか？んー微妙。
唯一味のある良キャラだと思ったのは大石刑事。声が非常に合ってたのもあるが食えない感じがよく出てた。

シリアスなシーンは魅入るが日常シーンのギャグと言うか一部のやり取りが異常に寒いのも特徴。
出来のいいシリアスとの落差が凄まじい。
多分シリアスばかりじゃ息が詰まるからせめてここで笑ってという意図なのかもだが出るのは苦笑。

そしてひぐらしを語る上で外せない顔芸。
普段の愛らしいお顔が突如、楳図かずお氏の世界の住人のように変貌するのだ。
なんと表情豊かなキャラたち。
だがしかし、最初こそ度肝を抜かれるが慣れてくるとコメディを見てる感覚になってくる。
何故か笑える。赤さんもニコニコ。
コミカルな顔芸に対してグロは作者イカレてんじゃないかってくらい痛々しいので要注意。
正直ここまでグロに頼らんでもストーリーで勝負出来たんじゃねーかと思いもするがグロ推しの意図は知らん。

纏めると怪事件を繰り返しながらも違った色を見せるパラレル世界。
その過程でそれぞれのキャラの掘り下げや事件の謎も少しずつ解明されて行く構成は面白くて飽き難い。
ミステリーホラーが好きならキャラさえ受け入れられればお勧め。