ローズ さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
ぼく、モノクマ~。あれ、Nび太君はいないの?
超高校級の才能を持つ生徒達が集まる「希望ヶ峰学園」。
主人公である苗木誠(なえぎ まこと)は、理由は分からないが希望ヶ峰学園に入学する事となる。
敷地内へ入ったところで意識を失った苗木が目を覚ました時には、すでに校舎内へ居た。
他の生徒達と合流した苗木達の前に「モノクマ」と呼ばれている謎のぬいぐるみが現れる。
モノクマは一生学園内で生活をするか他の生徒を殺して外へ出るのか、どちらかを選べと宣言する。
このようにして、お互いを疑うような学園生活が始まる事となる。
始めから犯人・結末が決まっていて、辻褄を合わせている印象を持ちました。
犯人探しについては、学園内と外界が別れているため必然的にメンバーの中にいる事は明白です。
ただ、殺害方法についての新鮮さは無いですし、学級裁判での犯人探しも筋書通りという感じです。
芝居を見ている感覚でした。
学級裁判の中で新しい情報が出てくるのは反則です。
視聴者を惑わせるためなのでしょうが、ただの後出しジャンケンとしか思えません。
学級裁判後の公開処刑(おしおき)ですが、この場面だけ作画の印象が変わります。
おそらくCGを多用しているのでしょうが、何だか安上がりに仕上げた感がありありです。
超高校級という才能を持っているということで外見にも特徴を持たせたのでしょう。
いかにも超高校級の○○と言った感じにしたかったのでしょうが、ただのキャラを区別するためとしか考えられません。
初見で登場人物を全員覚えるのは難しいと思いますが、外見の特徴であれば何となく覚えられます。
血の色がピンクなのも不自然です。
普通に赤にしたら不快に思う視聴者もいるので配慮したのでしょうが、ショッキングピンクは無しですね。
ここはスルーしたほうがいいのかな^^;
最後のオチも意外性がありません。
殺人に至る経緯も不自然、外へ出たい(+α)という動機も弱い。
何だか三流の推理小説を読んでいる気分になりました。
見どころとしては、懐かしいドラえもんの声が聞ける事ぐらいしか思いつきません。
ゲーム原作なのでこの程度で勘弁して下さいということなのでしょうが、アニメにするには不向きだと思います。
ゲームを売るための宣伝だと解釈したほうが分かりやすい作品でした。