「境界の彼方(TVアニメ動画)」

総合得点
86.5
感想・評価
3382
棚に入れた
18662
ランキング
196
★★★★☆ 3.9 (3382)
物語
3.7
作画
4.2
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.9

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ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

境界の彼方の向こう側 

神原秋人(かんばら あきひと)は校舎から飛び降りそうな少女・栗山未来(くりやま みらい)を見つけて止まるように声をかけた。
その後、栗山は神原を標的として襲うようになる。
自らの血液を剣状に具象化させて攻撃する異界士の栗山と痛みは感じるが不死身の体を持つ半妖の神原との関係が始まるのであった。

話の本筋としては妖夢を退治する異界士の話なのでしょうか。
簡単に説明すると妖夢が悪で異界士が正義のバトル物。
ただし、神原に妖夢(半妖)の性質があるので、妖夢VS異界士の純粋なバトル物とは言えません。
純粋なバトル物ではないので、作品内容に対して否定的な意見を持つ人がいるのも仕方がないでしょう。

自分は本作品の事を神原と栗山の恋愛物だと思います。
元々、神原は眼鏡美少女として栗山の事をお気に入り。
眼鏡の比重が高いのかもしれませんが^^;
栗山は血を使って攻撃をする「呪われた一族」として周りから忌み嫌われていました。
その栗山の存在を肯定したのが神原。
初対面から「虚ろな影」との戦いなど経験や時間を経るごとにつれて、だんだん栗山の心境が変化しているように思います。

「虚ろな影」の時は神原が栗山を助け「凪(境界の彼方)」の時は栗山が神原を助けます。
2人には互助関係がありますが、損得勘定で動いているとは思えません。
やはりお互いに相手を思いやる無償の愛情があるのではないでしょうか。

危険を感じると臭い液体を撒き散らす妖夢の話、第6話「ショッキングピンク」は必要なかったと思うのは自分だけでしょうか。
他のストーリーと関係なく、単なるお遊びにしか思えません。
制作者側としては、大まかに話を区切るために6話目を遊びに使ったという意図があったのかもしれません。
この放送回が無くても大勢には影響がないですよね^^;

個人的に恋愛物として見たのでストーリーは個人的には良かったと思っています。
バトルシーンの映像が綺麗なのでバトルに目が行きがちですが、それだけでは作品の判断が狂うのではないでしょうか。

視聴する側の受け止め方にはバトル物や恋愛物など色々な選択肢があります。
境界の彼方にの先に何が見えるのか……
それを決めるのは視聴側の判断で決まります。
自分としては恋愛物作品として十分満足できる内容の作品でした。

投稿 : 2014/05/17
閲覧 : 287
サンキュー:

38

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