ローズ さんの感想・評価
3.3
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
歴史上の偉人はガリレオだけ?(酷評注意)
ガリレオの子孫である三姉妹、葉月(はづき)・神月(かづき)・星月(ほづき)。
ある日、それぞれ別の場所で三姉妹は襲われる。
ガリレオの遺産を狙っている人物の企みなのか三姉妹は国際指名手配犯となってしまい、
逃亡しながらガリレオの遺産を探す事となるSF冒険物語。
何かがあれば すぐにガリレオ・ガリレイという印象。
そんなにガリレオが重要なのでしょうか。
確かに歴史に残る人物だという事は理解しています。
ただ、何でもガリレオに押し付ける事には無理があるように思います。
そんなにガリレオが万能なのであれば、作品の出来不出来もガリレオさん次第なのでしょうね。
歴史上の偉人が有能であったという事には頷けます。
しかし、何故その子孫が優秀だと決め付けられるのでしょうか。
確かに遺伝子は受け継いでいるのでしょうが、育て方や環境によって人の人格や能力は変わってきます。
偉人を先祖に持っているからといって優秀な人材だとは限らないのではないでしょうか。
それに遺伝子を受け継いだ子孫がフェラーリ家にだけいるのもオカシイです。
他にもガリレオの子孫はいると思うのですが、それらは無視ですか……
作品上、ガリレオが重要な位置に置かれるのは仕方が無いのでしょうが、粗が多いのが目立ちます。
冒険物と期待していたのに最終話では法廷論争。
普通の冒険物であれば各地に行く事は分かりますが、法廷に行くのは意外でした。
意外性を狙ったのかもしれませんが、着地地点がおかしいと思うのは自分だけでしょうか。
冒険活劇だとすると最終決戦が法廷での論戦というのは、聊か地味な感じがします。
近未来の世界を描いているのに全ての責任はガリレオ任せ。
1にガリレオ、2にガリレオ、3・4が無くて5もガリレオという感じです。
どんな事があってもガリレオ・ガリレイ任せの印象しか残らない作品でした。