ローズ さんの感想・評価

3.4
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

正義の味方の見方

正義の味方やヒーローに憧れていた羽佐間正義（はざま　まさよし）。
些細な悪事を見逃す事ができないので、自作したヒーローであるサムライフラメンコに扮して問題に立ち向かっていった。
サムライフラメンコの活動を見守る（？）役割となった警察官の後藤英徳（ごとう　ひでのり）とともにサムライフラメンコは今日も正義の為に活動するのであった。

正義感の強い若者がヒーローを気取って頑張る青春物だと始めは思っていました。
若者に注意したら反撃されてボコボコにされるとかグダグダ感満載でこのままの展開が続けば良かったと思っていたのですが……
アクション俳優で昔にヒーロー役をしていた要丈治（かなめ　じょうじ）を師匠と呼んで訓練したり、同じような存在であるフラメンコガールズが仲間になったあたりまでは自分はついていけました。

ただし、ギロチンゴリラの登場で話が一転。
話が大きくなり過ぎたなぁという印象になります。
活躍の場が町内レベルから日本・宇宙まで広がっていき、どんどん話が展開。
始めのグダグダ感はなくなりシリアスになっていき、個人的にだんだんと面白さが減ってきました。

話のラストのほうになるとヒーロー物というよりヒューマンドラマのような要素が強くなってきます。
ここまでくると作品を単純なヒーロー物と分類するのは難しいでしょう。
元々、自分が期待していた作品の方向性とはかけ離れて行ってしまいました……

始めの調子で話が進めば好きな作品だったのですが、いかんせん話が大きくなりすぎ。
個人的にはグダグダ感満載の１クール作品で終わらせてもらったほうが楽しめた作品でした。