「火垂るの墓(アニメ映画)」

総合得点
80.2
感想・評価
846
棚に入れた
5544
ランキング
469
★★★★☆ 3.8 (846)
物語
4.0
作画
3.8
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.7

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ネタバレ

yuala さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思うようには、生きてはいけない。

西宮の親戚に居候になることは、決して居心地が良いものでもないし、息苦しいかもしれない。
でも、妹の節子の命が失われてしまうくらいなら、清太は我慢すればいいのにと思ったのは、私がこの映画を何回か観たときです。

でも、本当は西宮の親戚にお世話になっていても「自由」になれることはなかったし、節子をそんな場所には置いておけない清太の気持ちもわかるのです。寂しい想いだってさせたくなかった筈です。

泣き続ける節子に、「兄ちゃん、逆上がり上手いんやで」と言って、節子のために逆上がりし続けるける姿に、清太自身も涙を押し殺そうとしているように見えてなりませんでした。
それがとても痛々しいです。

ただ、ひたすら節子の事を思う兄としての心情は、自分も齢の離れた弟がいるので多少なりとも共感できます。

何度も観ましたが、涙がジワリジワリと出て来て止まりません。

ここで、触れていいのかわかりませんが、私たちは今一度憲法9条について向き合わなければならないと思います。

それと、私的になって申し訳ないのですが、現実にあった戦争と向かい合った時、浜崎あゆみの「no more words」が頭に流れます。

「もしもこの世界が勝者と敗者との ふたつきりにわかれるなら ああ僕は敗者でいい いつだって敗者でいいんだ」

投稿 : 2013/10/29
閲覧 : 311
サンキュー:

3

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