リクポテ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
愛あればこそ(^∧^)
コミック原作 未読
宇宙開発が進み、同時にたくさんの宇宙ゴミ(スペースデブリ)が社会問題となった近未来。
主人公は宇宙のデブリ課で働く星野八郎太(ハチマキ)。
そしてデブリ課の新たな社員である田名部愛(タナベ)。
彼ら2人の悩み・葛藤・成長を中心に、他のデブリ課の面々や彼らと関わる人たちの人間模様を描くヒューマンドラマです。
見所はリアルな設定のもとで繰り広げられる重厚なストーリーでしょう。
宇宙を舞台にしてるだけあって演出にたいへん力が入っていました。宇宙船の仕組みや動き、そして音のしない宇宙空間を再現するための無音演出。
まるで自分が宇宙にいるかのような気分を味わえました。
実際にJAXAが協力しているそうですね。
出てくるキャラは大人が多いです。
それぞれが社会の理不尽さに直面しながら毎日を生きている様はとても共感できます。ベテラン声優さんたちの味のある演技がキャラをより魅力的にしていますね。
最初のほうに登場したキャラがちゃんと後で出てくるので使い捨てキャラがいないのもGoodです(^_-)
また環境問題、人種差別、地域格差、戦争などなど今まさに世界の問題となっている事柄が取り上げられているので、見ていて考えさせられましたね(v_v)
前半はギャグを交えた日常回やデブリ課の面々に焦点が当てられ、後半から物語が本格的に動き出します。
前半はやや退屈に思えるかもしれませんが、後半は怒濤の展開の連続で目が離せなくなります。
結構伏線もあったりして、それを回収する過程も見事です。
これまでの全てが集約された最終回はこれまで見てきたアニメの中でも5本の指に入るくらい素晴らしいものでした!
正直あれはずるい・・・
{netabare}
しりとりからの「結婚しよう」「・・・うん」
そして挿入歌「PLANETES」
演出が反則すぎて涙が……(:_;)
そしてハキムですが、ノノの純粋な言葉によって少しは救われたのかな……
{/netabare}
音楽も壮大で良かったです。
自分はEDと最終回の挿入歌が大好きです。
後者は号泣必至ですよ(T_T)
徹底的にリアリティを追求した究極のヒューマンドラマでした!
子供のための教育のために見せてもいいですが、大人が見るからこその感動もあると思います。
アニメと原作とではだいぶ違うようなので今度原作も読んでみたいと思います。
自分一応社会人ですが、もう少し大人になってからまた見たいですね(^_^)
2003年とやや古いですがNHKの誇る屈指の名作だと思います(^_-)
キャラデザが受け付けない人もいるかもしれませんが、アニメ好きなら一度は見てみてほしいです。
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