jethro さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ミスキャストな主人公
鈍感男の恋話はつらいです。
ストレスたまります。
そもそも、こういう男のどこに魅力があるのか不明
夕子というキャラにとっては
自分のことが見えて、触れて、コミュニケーションとれるだけ
でありがたい存在なのだろうが
それが、恋愛へと発展していくための要素が感じられない
様々な事件と共に核心へと近付いてはいくが
積極的に調べれば、夕子の先回りをして調べ上げられる案件ばかり
というか、積極的な調査は行わず、常に受け身って・・・・
何のための部活動なのか・・・
同様に、貞一が仕込んだ毎度の茶番に騙され
貞一に惚れてしまう ももえ のキャラも意味不明
勘違い恋心も貞一が本物になれば、筋の通ったものになるが
ヘタレ野郎は不治の病、ヘタレは回が進んでもなおらない
これは霧江が公言しているとおり
展開がヌルイのはこのヘタレが動き回らないから
ヘタレのせいで、何もかもキレが悪い
「貞一君のおかげで」「貞一くんはすごい」「貞一君ならやってくれる」・・・・
でもやらない・・・全ては状況が発生してから・・・
周りが神のように貞一至上主義を唱っていても
むなしい一方・・・
周りだけが盛り上がっている本物の茶番
ここで描かれるべきは
積極的に心理を解明する主人公の真の愛情
いつまでも「わからない」からを継続して
影から逃げたりせず立ち向かう主人公の姿
視聴者に「調べりゃわかるだろ」「調べろよ」と
突っ込みを入れられる前に行動すべし
{netabare}
2話で調査をすることになった夕子の事件
置き去りのままの遺体
この状態はとりもなおさず
理事長と対話する11話に直接行ける状況を意味します。
何が言いたいかというと
本件を調査する上で障害となるものが実は何もない
(まともに調査していないから障害がある事さえ分からない)
だから、調査さえ行えば
あっという間に事件の真相が解明できたはず
突っ込みどころが多い物語なんて山のようにあるが
本作に至ってはそれ以前の問題
{/netabare}
例えば「氷菓」の主人公がこの事件を立ち居ふるまったら
実に見事なストーリー展開と恋話が期待できるのではないだろうか