Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「まかなかった」桜田ジュンの物語
この作品は、第1期、第2期(トロイメント)、特別編(オーベルテューレ)に続く作品となっています。内容に関連性があるので、未視聴の方は是非最初からの視聴をお薦めします。
この物語は、第1期で届いた謎のダイレクトメール「まきますか まきませんか」の問いに「まきません」を選んだパラレルワールドの世界が描かれています。
「まきません」を選んだら、ローゼンメイデンとは決して巡り合う事は無いとばかり思っていましたが・・・発想の広がりって凄いですね^^
「まきません」を選んだこの世界のジュンは大学生。
中学時代の引き篭りの影響で、希望した大学に入学できなかった彼は、バイト先の本屋の上司や大学の人々と馴染めない日々を過ごしていました。
そんなある日、本屋でのバイトの途中、「週刊 少女のつくり方」という雑誌の創刊号を見つけるのです。それは付録の付いた雑誌だったのですが、中に入っている付録は、ローゼンメイデンのパーツだったのです。そして、その雑誌は自宅に送られてくるようになり・・・物語が動き出します。
まさか、このような展開が待ち受けていようとは、思いもよりませんでした^^;
こうして、「まかなかった」世界にローゼンメイデンが現れるのですが、2期までのアリスゲームの結末が引き継がれているので・・・全てのドールの元気な姿を見ることができなかったのは残念でした・・・
でも、今期から登場する新たなドールも(正確には2期の最後に少しだけ出ていましたが)・・・ローゼンメイデン第7ドールの雪華綺晶(きらきしょう)です。
彼女は、実態を持たないアストラル体のドール・・・そのため、これまでアリスゲームに参加する事ができませんでした。雪華綺晶を除く6体のドールはローゼンが理想とする至高の少女を目指してこれまで永い闘いを続けてきたというのに・・・
また、雪華綺晶は他のドールの様にローザミスティカへの執着がありません・・・彼女が固執するのは他にあるのですが、それは本編を見てのお楽しみです^^
「物質世界に存在を縛られること自体がアリスへの枷となる不要の形骸なのか?」
というローゼンの考えから創られたそうですが、全く異なる思想の元で作られた6体と1体・・・永遠に交わることのない立ち位置にいるような気がしてなりません。
アリスゲーム・・・ただ単純にローザミスティカを奪い合うゲームじゃなさそうですね・・・きっともっと奥が深いのだと思います。
このアリスゲームの行く末はどうなるのでしょうか・・・?
ローゼンメイデンのドールたちは・・・?
未だ謎多きこの作品・・・続編の制作を楽しみに待っています♪
個人的には、ジュンの家でまったりしているドール達が一番自然な感じがして好きなので、このシーンがたくさん視聴できる事を期待しています^^