じぇりー さんの感想・評価
3.0
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
「角川文庫創刊65周年記念」という大風呂敷が…
否が応でも名作を予感させるキャッチであるにも関わらず、あまりストーリーに魅力を感じなかった。
世界遺産・熊野古道の神社に住む霊力を持った女の子が主人公のファンタジーアニメ…と聞くと、和テイストの効いた幻想的なイメージを勝手に思い描いていたが、観てみるとあまり他と大差のない学園モノアニメだった。
そこまでは、私が単に視聴前に勝手に抱いていた印象が違っただけ、という話なので、内容がよければ結果オーライなのだけれども、いざ蓋を開けてみれば、キャッチでハードルが上がっていた分「期待外れ」と言わざるを得ない。
学園モノにはお約束の{netabare} 「学園祭」がラストの山場になり、かつ対決のきっかけが「恋愛」絡み{/netabare}なので、もはや霊能とか必要ないんじゃ?とさえ思える。
あとこれは、他の作品でも折に触れて書いていることだが、OPテーマの描写で物語の先が読めてしまうのは、本当にどうにかしてほしい。
中盤以降に登場する人物や、終盤のストーリーに関係する描写が堂々と初回からOP映像で流れることほど興ざめなことはない…