侍 さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
切ない...
「切ない」です。物語は3話構成で約1時間の恋愛もの。作画が桜などの描写や細かい部分まで凝っていてとても良かったです。
自分としては一番心に来たシーンが{netabare}EDで大人になった明里が貴樹ではなく別の男性を待っていてやっと来たときの笑顔で幸せそうに腕を組む様子と貴樹との人生の差が目に見えてわかるシーンです。{/netabare}このシーンが自分にとって心に来ました。
ちょっと格好つけてしまいました→{netabare}昔、一度は離れてしまったものの、もう一度会うことが出来た時の嬉しさとは別の嬉しさ。その時に4時間待たせてしまった人と待っていてくれた人。でも会えた幸せ。2人はそれ以降別々の人生を歩んでいく。それは貴樹にとっても、明里にとってもよかったのか?最後、踏み切りの場面。振り返って追いかけていってもよかったが貴樹はしなかった。それはつまり、2人にとっては良かったのだろう。{/netabare}
新海監督も仰っていたんですがこういった特にドラマチック性も無いし、何か特別なことが起こるんでも無く、小説っぽくて、特別何も無い中に何かあるっていう作品という言い方は語弊があるかもしれないですがこういう言い方のほうが分かりやすいかと思います。とにかく、この作品はおそらく今後も何回も見てしまうかもしれない。