yuala さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
埋葬された、出逢いの物語。
最遊記シリーズの中で、私が1番好きなキャラクター、光明三蔵がしっかり出ているので、DVDを購入しました!
序章
烏哭の章
玄奘三蔵の章
孫悟空の章
悟浄・八戒の章
終章
からなります。
おそらく、最強の三蔵法師と思われる光明様のもとに、烏哭という三蔵法師が訪ねたところから、最遊記の過去に入っていきます。
それは、出逢いと絆の物語でもあります。
光明の修行僧時代からの仲間である剛内三蔵のもとに訪れた光明三蔵は、実はある大事なことの為に呼ばれていた。
剛内の内弟子の中に、一人、健邑と言う青少年がいた。彼は全てに、興味を持たなかったが、「三蔵法師」には興味を持っていた。それは、三蔵法師になることがこの世で一番難しことだと知ったから…。そんな折健邑は、今までにいないタイプの三蔵法師である光明三蔵に一目置くことになり出逢いが始まったのだが…。
或る日剛内は病に侵されて倒れる。剛内は死期を悟り自分の後を継承する三蔵法師を選出するための立会人として光明を読んでいたのだった。
ここで剛内は内弟子の中から何人かを絞っていた。その中に、どの分野においてもずば抜けて優秀な健邑の名は無く…。
烏哭三蔵法師の誕生が描かれる。
そして、今度は光明三蔵を失った玄奘三蔵の姿を追う。死んだ眼の三蔵法師と言われ、三蔵であることに重荷を感じる玄奘三蔵。彼は、奪われた光明の経文の在りかを探すべく、三仏神のもとを訪れると、慶雲院を逗留先にするように言われる。
或る日慶雲院を留守にしていた大僧正待覚と出逢い…。
ちなみにここでは明確には暴かれていないが、光明と待覚にも繋がりがある。
玄奘三蔵が本来の自分を取り戻すまでの姿が描かれる。
玄奘三蔵と孫悟空の出逢い。
そして、悟浄や八戒たちの出逢いが細かく描かれている。
物語はファンにとっては凄く面白いのだけれど、この作品から観ることは複雑なのでお勧めしません。まずは幻想魔伝を観て、RELOADも観てから、観て欲しいです。
作画はとてもTVアニメよりきれい。原作との差はあまり感じられません。
声優さんも、違和感はないしキャスティングも良いです。
キャラはどの章も立っていると思います。
とにかく最遊記思い入れがある方にはお薦めの作品なので、観てください。