りんのす さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
別に悪くはないけど・・・
I.G作品を片っ端から見ていた時に放送されていたので最後まで観た。
原作も1期終了時点までに単行本になっている分は既読。
物語の大元は原作通りで、それに追加シーンやクールの問題(?)ではしょったり。そこらへんは気にならなかったし、追加シーン(特にはじめの入部前後)もあってよかったと思う。
声優はキャラに合っている人もいればあってないと感じる人もいるが、演技は全体としてさほど気にならなかった。
ただ、原作を読んでいても思ったが、いろんな作品と設定や話の流れ、細かな遊びがかぶってしまっているように感じてしまったため、そこが気になりなかなか楽しめなかった。
スポーツものだから仕方ないのだろうが、話の進め方が
{netabare}最初苦戦、後、比較的順調に勝って、強い敵にあたって負ける→Lv.up→勝つ。{/netabare}
というフツーの展開で面白みがない。
同じJUMP,バスケ漫画として超えられない壁があるからか、スラダンとは異なる路線(キャラに特異能力を持たせる)をいってギャグに走るのかと思いきや、中途半端に熱い戦いを意識したり、ドラマを入れようとしているところがさむい。
というか、ドラマが薄いし、試合も技術ではない次元での戦いで、1点1点の重さがないので感情移入ができない。
これは後発漫画、アニメ全ての課題だと思うが、同じジャンルに名作があると比べられてしまうのは必然なので、そのジャンルで挑戦するのならいかに作品の独自性、良さを出せるかが重要だと思う。
そういった意味でも、この作品は切り口は斬新だっただけに風呂敷の広げ方が残念な作品だった。