「空の境界 第二章 殺人考察(前)(アニメ映画)」

総合得点
72.1
感想・評価
723
棚に入れた
4117
ランキング
1203
★★★★☆ 4.0 (723)
物語
3.9
作画
4.3
声優
3.9
音楽
4.0
キャラ
4.0

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ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

両儀の式

『空の境界』シリーズ第二章です。

前回は概要紹介みたいなもので
今回から本格的にストーリーの根幹に触れていきます。


物語は式についてでした。
それから黒桐との出会いが描かれます。
式の葛藤をゆっくりと追っていき、行き着く先は何処か。


それにしても殺人描写や背景には妥協がないです。
光の具合も綿密に調整されているようでとても綺麗でした。



{netabare}


赤いジャンパーなんて黒桐が言わなければ、、、w
でもあまり不評ではないんですね。
僕はいつ見てもダサいとしか思えません(笑)


閑話休題



ちょっと頭良くしゃべるシーンはやっぱり言葉が足りないと思います。
説明がちゃんと論理的にできていないんですね。
彼女らが話す言葉には論理的飛躍が多く
不十分で未確認な思考を基に話をしてしまっていて
結局伝わるのは結論のみ、ということになっていると思います。
難しい抽象的な会話っぽくみえているに過ぎないのだと感じました。
この文ももしかしたらそうかもしれませんね。
でも僕としては曲がりなりにも一生懸命書いているので
悪意は全くないことにご承知を。



式の内的状況は複雑でしたね。
あんなに難しくしなくてもなー。
個人的見解を1つ。
とどのつまり、愛するが故に愛せないってことですよね?
他人を好くと、もう1人の式の欲求段階の1位に殺人が上がってくる。
好きな人に対して殺人衝動はまず起きませんからね。
そしてそれは式のしたいことではなくなり
逆に、もう一人の式のしたいことへと姿を変える。
だから式は自分が人を殺したいと思うことで
もう1人の式にそれをさせない、いわば自分を殺すことで
社会の一部であること、共同体の一員であることを保ってきた。

なんか機械のような感情システムですね。
どこか腑に落ちませんが。

もしこの考え方の通りならば
最後の黒桐への言葉は最愛を告げた言葉だったことになりますね。
非常に尊い。


僕は黒桐は式のナイフをよけないでくらうのかと
思ったんですけどあっさり逃げてしまいました。
ですが、おかげで黒桐は見境なく他人に
命をかけるような人ではないということが分かりました。
人間らしいです。


それにしても音楽いいですね。
僕はオープニングが最高に思えました。
目を瞑って聴いてました(笑)

{/netabare}

投稿 : 2013/10/24
閲覧 : 265
サンキュー:

6

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