yuala さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
宇宙世紀ガンダムはやはり重かった。
このアニメもΖの時と同じで、小学生の時たまたま観ていたらプルと言う少女の「私よ、死ねー!!」と言うセリフに度肝を抜かれたのを今でも覚えています。
後にその回は「重力下のプルツー」という回で、物語も後半になってからのものだったので、最初から通して観たのは、友達に録画してもらったのでした。
TV版のΖガンダムから観たので、あの最終回にして、この冴えないギャグアニメは、どうした??と思いながらも、観ていました。途中からマシュマーの妄想ではないハマーンが登場し、エルピー・プルと言う10歳のヒロインが登場するあたりから、少しずつシビアな空気になって行きます。
そして、精神崩壊したカミーユの再登場によって、物語は大きく転機します。
ニュータイプ同士の戦いへと戦局も厳しくなり、やっとΖガンダムの続編らしくなります(^_^;)
モビルスーツは、私的にはやはりΖガンダムのほうが好きです。
キャラクターは、エルピー・プルが凄い人気でした。彼女のonly bookが発売されるほどです。
私は、良くいじめに会っていたので、いつも『プルのように』と言って、なんとか乗り越えた時期もありました。
他には、グレミー・トトも気になるキャラクターでした。「ネオ・ジオンの内乱首謀者」のように思われますが、彼の出生などほとんど語られることがなかったのですが、ザビ家と深いところで繋がっていたようなので、それを知るのは、ハマーンと本人だけです。そこの辺りもっと掘り下げて欲しかったです。
最終回は、主人公ジュドーVSハマーンの筈だったのですが、またもや、カミーユのニュータイプ能力により、ジュドーは救われます。というか、ジュドーはカミーユに乗っ取られているかのようで、ハマーンもジュドーの中にカミーユを見ます。前作からの決着がここでつけられたのでしょう…。
カミーユファンの私としては、とても惹かれる終局でした。
音楽は、後半のオープニング「サイレント・ヴォイス」が好きでした。ハマーンの事を歌っているような歌詞に共感、レコードを買いました。今はCDで持っています。
作画は問題ないですが、キャラクターデザイナーの北爪さんの時は、すぐわかりましたね。女の子を描くのが彼の生き甲斐のように思われてなりません…(^_^;)