Lovin さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:時雨沢恵一(電撃文庫)
監督:西田正義
シリーズ構成:待田堂子
キャラクタデザイン:瀬谷新二
制作:マッドハウス
OP:「溜め息の橋」
by 湯川潮音
ED:「サヨナラのおまじない」
by 松本素生
・2クール全26話
。。少年少女の冒険活劇を描く話。
{/netabare}
■視聴前
・印象(5段階):★★★
・絵柄から陰気な話ではないと思った
■感想
・印象(5段階):★★
・原作ライトノベルは未読でレンタルDVDを視聴
物語の詳細は覚えていないが書いてみることにする。
本作品の全後半で原作は違うらしく、リリアはアリソンの娘という設定で登場人物を引き継いだ構成になっていた。つまり「アリソンとリリアの話」ではなく「アリソンの話」と「リリアの話」をくっつけたと言うことだ。
前半の主人公であるアリソンは天真爛漫な飛行機乗りの少女で、よく幼馴染と行動を共にしていた。そんな中、幼馴染が人生を左右する重大な決断と行動を起こす。この時既に娘のリリアを身篭っていた模様だが、そういう時間があったのかと疑うほど波乱の展開だった。前半はシリアスな雰囲気があり、明るい展開は最初だけだったような印象がある。
後半の主人公のリリアも母譲りの似た性格だが、飛行気乗りではなかったような気がする。前半のエピソードに比べて明るく冒険を楽しんでいた印象があり、困ったことがあれば母親世代のキャラが権力を駆使して助けて貰っていた印象もある。そういうこともあり、悲劇的な前半のほうが、喜劇的で楽観的で何でもありな後半のほうより印象が強い。
後半を楽しみきれなかった理由の一つに、キャラの見分けが最後まで出来なかったことがある。「15年後-」といった字幕をみのがしたのかもしれないが、会話を聞く限り「二度と会えない」と言っていた父親(母親の幼馴染)が成長した姿で普通に出てきていたりして混乱した。「父親と名乗れない」と言った部分は普通に悩んでいて、理解できる問題ではあったのだが。
NHK作品なので万人に進められるとは思うが、万人受けするかどうかは作品にのめり込めるかどうかだと思う。悲劇的といっても原作からは改変されているらしいので、見るものが思い浮かばないときに見ることをお薦めする。
■類似作品
・視聴途中だが「明日のナージャ」
・冒険物の「世界名作劇場」シリーズ
■蛇足:{netabare}
NHKは作品のレベルが高い印象だが、時折毛色の違う作品も出すので油断は禁物だ。
{/netabare}