OZ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
母と娘の【親子愛】
全12話構成
○音楽について
OP「鳥の詩」
消える飛行機雲♪
の歌詞とメロディーが
夏の終わりをイメージさせる良曲。
ED「Farewell song」
OPや他の曲に比べ
印象に欠ける。
○印象に残った場面
第6話「ほし~star~」
みちるとの別れのシーン。
駅での悲しい思いを話す所や
笑顔で別れようとする
みちるの優しさが健気で響く。
第11話「うみ~sea~」
海辺で観鈴が「ママー!」と叫ぶシーン。
本当の意味で親子になれた事
音楽の入るタイミングや
感情を鷲づかみされた名場面。
声優さんの演技に
釘付けにされたね。
第12話最終回「そら~air~」
観鈴が晴子に向かって歩き出すシーン。
悲しい別れで
何の為に観鈴は生まれてきた
のだろうと思わされたのだが
最後に
「お母さん ありがとう」
の一言で報われた。
晴子との回想シーンが切なく
観鈴が亡くなってしまった後
誰もいない部屋と絵日記が
ふと涙を誘う。
○あとがき
結論から言うと【死】で泣かせる
悲しい物語は好きではないのだが
今作品は安易な死を感じさせず
泣かせにかかる演出も
自然と受け入れられた。
音楽の入れ方が上手く
挿入歌の青空など
聴覚を感情的に
刺激してくれる。
久しぶりに泣かされる
作品に出会えたなぁ。
独特の絵柄で敬遠しがちでも
2~3話位で慣れるかも。
テンポは良い訳じゃ無いが
全体的に収まっていて
ラスト3話から
クライマックスにかけての
惹きつけられる演出は
良い意味でズルい。
母と娘の【親子愛】をテーマに
涙を流したい時はおススメしたいアニメ。
満足度 ★★★★★★★☆☆☆ (7)