yuala さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
“今度の最遊記では、ありえないことが、おきる。”
{netabare}ストーリーは、原作者の峰倉先生が手を加えたことにより、最遊記の世界観を壊されずに済みました(^_^;)
敵は道雁という、三蔵が西への旅に出かけるまで世話役で三蔵一筋の僧徒が、三蔵に置いて行かれてしまった事実を受け入れることが認められなくて、三蔵一行の旅路の途中で三蔵の絶対的存在になろうと、悟浄・八戒・悟空を潰そうとしますが…。
ヒロインに朋蘭と言う人間と妖怪の間に生まれたハーフの少女が登場し、同じハーフの悟浄とストーリ的に絡みあうシーンがあるのですが、存在感が薄いです。でも、彼女がいなければ三蔵一行はたすからな方かもしれません。なのに存在が薄い…という。
ちなみに、紅孩児一行も登場しますが、ほんのわずかです。
作画は、はっきり言って原作ファンの方はがっかりです。が、峰倉先生が参加されて描かれた作画のところだけは、カッコいいです。
声優さんの演劇はTV版と変らず、キャラに馴染んでいます。劇場版オリジナルキャラの声も違和感なかったです。
おもてなしを受けるシーンがあるのですが、三蔵・八戒組はシビアな話を、悟空・悟浄は食べ物争奪戦のアドリブが同時進行しているので、最低2回は観ていただきたいですね。
音楽はテーマソングは、胡弓か何かの弦楽器が使われていて、とても美しいメロディです。
主題歌の「TIGHTROPE」も狂おしい歌詞に切ないメロディーは、道雁の純粋な想いを歌にされているみたいで、何度も聴いてしまいました。
ちなみに主題歌は、L'Arc~en~CielのTETSUYA(現在と名義が違います)が担当しています。
端的に言ってしまえば、玄奘三蔵、ストーキングされると言ったところです(^_^;) {/netabare}