ソルバルー さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
普通ながら絵はピカイチ
舞台となる京都では、人里の街中で狸と天狗も暮らしております。主人公の「矢三郎」は狸一族の三男であり、父狸がかつて狸鍋として人間に食べられてしまった事にまつわるストーリーを中心に、狸、天狗、人の交わりを描いています。
はっきり言って別段面白いと感じず、タラタラと観ていたら、終盤にちょっと盛り上がって終了。って感じでした。
見所と言えば、絵。これに尽きると思います。個人的に物語も特に楽しめず、声優さんたちにも大きく感心させられず、キャラにも感情移入があんまり出来なかったのですが、絵だけは気に入りました。評価もちょっとアンバランスですが、作画だけは5点満点です。街中だけではなく、室内などでもパースに狂いなどは感じず、心底安心して観ていられます。
{netabare} 途中の『飛ぶ茶室』のシーンとか好きです。となり狸一族とハチャメチャになってしまいましたが、あすこらへんは観ていてとても気持ち良かった {/netabare}
大して楽しいと感じなかった作品ではありますが、いずれまた観直したいと思える作品でした。この作品の画力にはそれだけの価値があります。