てけ さんの感想・評価
4.3
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
レベル5のバーゲンセール
原作未読。
1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/345541/
大人気作品、「とある科学の超電磁砲」が帰ってきた!
……と、わくわくしながら視聴。
さて、見所は?
「レベル5の便利さ」
その一言に尽きます。
とにかく能力の便利さが前面に押し出されています。
「うおー、こんなこともできるのか!」
と、何度思ったことか。
しかし、設定が命の作品ですから、そこが重要だったりします。
さまざまな能力の使い方。
学園都市トップクラスの名に恥じない便利さ。
それらをどうぞじっくり味わってください、って感じでした。
私はこの作品のテーマを「あこがれ」だと思っています。
視聴者をひきつけてやまない設定。
それに対する登場人物のあこがれ。
そういう意味でも、設定を際立たせたのは正しい方向性だったと思います。
{netabare}
佐天さんはスカートめくりのレベル5。
{/netabare}
内容は「とある魔術の禁書目録」1期のシスターズ編の焼き直し。
あとはおまけシナリオが少々。
シスターズ編は、5話で終わっていた内容に16話かけています。
したがって、細かい心の動きや、裏で何が行われていたかがよくわかります。
当麻がこちらだとかっこよく見えますね。
{netabare}
でも、美琴って、1期の木山先生と似たようなことをやっていますよね。
・ある人々を救うために、別の人々を犠牲にする
・目的のためなら、犯罪行為に手を染める
・1万人のネットワーク
共通点が多いです。
悩みに悩んだようですが、それは木山先生も一緒。
木山先生は逮捕されましたが、美琴は大丈夫なのかしら。
{/netabare}
おまけシナリオは正直微妙。
メンバーの全員集合がやりたかっただけに見えます。
敵役の動機は微妙だし、キャラクターを詰め込みすぎだし。
1期や前半パートと比べると、どうしても物足りなく感じますね。
多少のゴリ押し感はありましたし、1期と比べると見劣りします。
特に、1期の魅力だった日常パートが削られていたのは痛さレベル5。
それでも設定を味わう分には申し分なしでした。
1期の仕上がりと比べれば「あれ?」となりますが、単体では楽しめた作品です。
【おまけ】
・その1
これ、音楽に小室哲哉が関わっているんですね。
スタッフロールを見てびっくりです。
・その2
しのぶちゃんが「ちはやふる」のしのぶちゃんとものすごくかぶります。
・その3
このレビューを書く前に1期を見直しました。
すると12話で{netabare}アイテムのメンバー{/netabare}が出ていることに気付きました。
2秒ほどなので、本当にさりげないです。