TEE-PURPLE さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
旅をすることで得られる何か
[傾向]
・ノイタミナ
・ガリレオの子孫
・指名手配
・主人公の星月が天才
・話ごとに少しずつ謎解き
・人の優しさそして弱さ・もろさを表現
・悪役がとことん汚い
かの有名なガリレオガリレイ。その子孫の三姉妹が指名手配という絶体絶命の中で、「ガリレオの遺産」を世界中回りながら探すという話。
普通なら有名人が子孫というなら誇るべきことですが、この三人はそのせいで追われてしまいます。まだ子供にはきつい運命です。設定は面白いと思います。
世界中回り、様々な人たちに出会い触れ合うことで少しずつ成長していく三人を応援したくなる…そんな作品です。
各地で出会う人たちがみんないい人たちばかりなので(まぁ中には例外がありますが)凄く心が温かくなるような気がします。
中盤以降少し話の流れが変わってきます。
そんなガリレオガールのお話。
感想{netabare}
やはり人は助け合い支えながら生きていくものだ。そう感じた。
四話…過去の助けられなかった過ちを背負いながら、暮らすしかなかったホームレスの男性…。
旅先の三姉妹と会って結果的にはその発明した器具のおかげで星月を助けることができた。人の縁はわからないものだ…。この出来事だけ見るならなんと素晴らしい結果だろうか。
誰かが誰かを助ける…当たり前のように思えてやっているように見える行為がこんなに重要であると。
五話…好きな子に内緒で望遠鏡を作っている男の子のいる団体との出会い。
正直ここはラストが切なくも後味悪い展開だった。しかし一番と言っていいほど印象に残っており良回だったと思う。
何の罪もなく、純粋に好きな子に何かを送りたいと思っている子もこの世界では悲しいかな。異物であった。大人の勝手な都合で巻き込まれるということ…非常に腹が立った。
よく「社会に出たら…」ということを言うが、その結果がこれならそんな社会絶対反対である。そう思ってしまう感想のストーリーだった。
男の子(テオ)の言動から悲しい別れになるとは薄々思ってはいたが、想像以上に鬱展開だった。
そして最後に9,10話…ガリレオとの出会い。
自分の子孫と出会う、普通ならどう感じるのだろうか?この作品の場合は出会いのきっかけが最悪だったので懐かしさよりも先に問題の解決が先といった状況であった。
一緒に作業をしていくうちに、二人の関係が進展しつつも決して届かない想いだと分かりながら見ていくのが辛かった。
出会いがあるなら別れもいつかはある。
そう言われている通り、今回は星月も自分のやらなければいけないことがあると分かっているからこそ戻ると決めた。ガリレオもそれを理解して送り出してくれた。とても感動した。恋になることのできなかった恋。だからそうだよ「詩」を残すんだよ。
それが最終話でわかったことでこの作品の伝えたいことがわかったような気がした。
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最終話の話自体は強引にまとめた感があり、本筋が解決していないのでスッキリな終わりではなかったのです。私はあくまで人に主観を置いて観ていたので上記のような感想になりました。最終話に伏線の答えをまとめて持ってきて、また新しい伏線を置くといった感じでしょうか?続編やらないと完全にスッキリなENDではないと思います。
それにしても父母どっちも無事で良かった~。実は仲良かったんですね。それにしてもこの作品「ガリレオ」を連呼しすぎだと思いますw ゴリ押しすぎ。
そして私の希望は葉月とシシーニョの仲をもう少し進展して欲しかった…。
あっ。三姉妹が主役なのに星月ばかりが活躍してた気が…。そこのところどうなんでしょ…。
主観を全体で観ると結構不満の残る出来だったみたいです。なんとも惜しい作品でした。物語の運びはいいけど結果が微妙というか…。う~んむずかしい。でも私は楽しめました♪
{/netabare}