りんのす さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
タイトルなし
初めてこの作品を見たのは誘われたからだった。
自分は興味もなかったのでただ退屈で内容もよく理解できずにいた。
5年経って押井守監督作品だし、もう一度しっかり見てみようと視聴した。
作画は戦闘機などのCGが他のCG,絵から浮き気味なところが少しだけ気になるがそこは見ているうちに慣れた。
ただ、キャラデザは背景などに合っていない様に感じた。それ以外は押井監督&project I.Gなのでやはり丁寧に描かれていて好印象。
キャラデザについて批評したが、声優がメインのキャラが本職の方じゃないので、逆にこの顔や表情だったから違和感が抑えられたのかもしれないとも思う。
声優については本職の方も出ているのでメインの2人との差がかなり激しい。
特に菊池凜子さんは最後まで受け付けられなかった。
始めは我慢できたが見た人なら分かると思うが{netabare}「enough is enough.
可哀想なんかじゃない。(中略)あいつを侮辱するなぁ!」{/netabare}という劇中でかなり印象に残る台詞が酷すぎて単純に驚いてしまった。それ以降も比較的喋るのでかなり聞くのがきつかった。
wikiの情報なので本当かは知らないが、「当初監督は交信中の英語の会話は、たどたどしい方がリアルだと考えていたが、声優が英語に堪能であるとわかり流暢な英語に変更」とあり、交信中の台詞は合成されていたから違和感はあまり感じなかったのだが、それ以外の会話(民間人との会話など)はわざわざ英語にしなくても良かったように思う。
するなら喋れる人にした方が良かったと思う。
話の内容について、賛否両論あると思う。
私は言いたいことも分かったし、それの表現については別に悪いとも思わないのだが、これといって優れていたと思える点がなかったので、やはりこの作品の良さが分からなかった。
それに、間延び、中だるみしてしまっている点がこの作品の良くない点だとも思う。
中だるみを台詞が少ない作品だからという指摘もあるが、それがいけないわけではないし一概にそのせいだとも思わない。
原作未読なので実際どんな話か知らないが、映画を若者向けエンターテイメント作品として制作したのなら、もう少しドラマがあってもいいように感じた。