空野 落 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
物語・キャラ・音楽・映像技術、今見ても十分見れる2003年の傑作
GONZOの10周年記念作品。
オリジナルアニメとしては個人的にはTOP10に入る名作だと思う。
①設定が難しく世界観を理解するのは難しいが2周すると伏線が多々あり引き込まれるストーリー、
②登場人物が活き活きしており、中盤以降のクラウスと女性キャラの関係やアレックスのかっこよさはかなり魅力的
③音楽がどれも耳に残るもので良質のBGM
④作画は少し悪いがCGを使う場所での迫力は記憶に残る
以上4点がこの作品の特徴である。
特にキャラの魅力や音楽、ストーリーは今見ても色あせない面白さで再放送してもいいレベルだと思う。
なので続編が出たときのテンションは最高潮でした…
難点は設定や世界観が独特なので理解するの難しいこと、序盤のクラウスが若干ウザいこと、声優が棒っぽい人がいることである。
特にストーリーは2周しないと面白みがわからないので2周することをお勧めする。
クラウス・ヴァルカ
主人公。朝が弱いヴァンシップ乗り。操縦技術は1流でインメルマンターンの異名がつく。最初は若いが中盤以降はイケメンのような行動をする。実はモテモテ主人公。
ラヴィ・ヘッド
ヒロインその1。クラウスの相棒だがナビの腕は良くはない。ただ元気があり、この作品のムードメーカーともいえる
アルヴィス・E・ハミルトン
マスコットキャラでありヒロインその2。物語はクラウスがほかのヴァンシップ乗りから彼女を引き受けるところから動き出す。この作品のキーマン
ディーオ・エラクレア
メインキャラでキャラが濃い。途中から出てきてウザいキャラだが憎めないキャラ。色々宿命を背負っており、2周目は違う印象を受ける。
アレックス・ロウ
無敵艦シルヴァーナの艦長にしてもう一人の主人公。目は死んでいるが無口でイカスキャラ。色々カッコイイキャラ。最終話の彼の最後の台詞は印象的。
タチアナ・ヴィスラ
赤いヴァンシップに乗る隊長。ヒロインその3.お漏らし論争がでるほどその場面の印象が強い。この時のクラウスの紳士ぷりに惚れている
アリスティア・アグリュー
タチアナのナビにしてヒロインその4。無口なタイプであるがそこがキャラの個性でありシルヴァーナの中ではまともな分類に入る
ソフィア・フォレスター
シルヴァーナの副官にしてヒロインその5。19歳にはみえないがアレックスに惚れている。ただクラウスルートもあるような描写もあるため良くわからない人。ただ優秀な人材である。
総括
2003年とは思えないほどCGの映像技術が高く、難解なストーリーで先の見えない展開、謎の主人公がモテルハーレムものと様々な要素があり、今見ても楽しめる作品といえる。