もぐりん。 さんの感想・評価

4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

作画が美しい！ストーリーも秀逸ｗ　でもラストは・・・(´･ω･`)

監督：篠原俊哉さん　　キャラデザ：石井百合子さん(原案-ブリキ)
製作：P.A.WORKS 　　全26話


昔は海の中で暮していた人間が陸に上がり、「海の人」と
「陸の人」に分かれてしまった世界を舞台にした仲良し４人組の
【人を好きになる】をテーマにしたファンタジー要素を含んだ
ラブストーリー。

この作品、作画の美しさがハンパない、細かく書き込まれた
背景や人物、特に舞台の要になる海の水面や反射する光の表現に
水中を漂うエナの浮遊感など液体の再現性が優秀！　今まで見た
どのアニメよりもまず作画に魅かれました！

ストーリーも良かった！海の世界の人間である、先島 光、　
向井戸 まなか、　比良平 ちさき、　伊佐木 要、

陸の人間の木原 紡、　潮留 美海、　久沼 さゆ、　この７人の
交錯した複雑な恋愛感情を各キャラクター視点で非常に丁寧に
描いていて、どのキャラに感情移入してもおかしくないほどです。

それに【冬眠】という設定を利用して、光、　まなか、　要の
時間を止めてちさきと紡は５歳年上に　美海とさゆは同年代に
するなどの設定は次を想像するともう目が離せない、
特にちさきは４人の中で1人だけ冬眠せず５年間と言う歳月を紡と
一緒に暮らすことで得た様々な変化をそのまま受け入れることが
出来ないため苦悩する姿は見ていて辛かったです・・・

要も不運だった、冬眠から覚めると、好きだったちさきは大人に
なっていて、しかも紡と一緒に暮していた、それだけでも大ショック
なのに、陸には自分が頼れるところはドコにもなく、紡の家に世話
になることに・・・　そこには想いをよせる女性が友達だった男と
まるで夫婦のようにしているのを見せ付けられる毎日(´･ω･`)

ボクなら耐えられないです。

涙腺が壊れたのは＃24後半でさゆが要に涙ながらに告白するシーン、
その後の要も心の底にしまいこんでいた誰にも言えなかった辛い想いを
ぶちまけていく・・・

要が救われた一瞬でした(T T)　これは良かった！本当に良かったｗ
泣けた！　さゆも５年越しの恋に光が・・　これも良かった！！

でも、光とまなか、そして美海の恋路は・・・ボクは美海推しで応援
してたんですけどね、寂しいなぁ・・　まぁそれはいいです(´･ω･`)

ただね・・ボク的にはラストはイマイチでした、なんだかモヤモヤして
スッキリしません、せっかく終盤まで感動超大作だと思って楽しみに
見てたんですが、結末がボヤけてしまって最後の最後でスカ食らったようでした・・・


まぁ、ラストの＃26以外は全て良かったです(;^_^A　ラストの受け取り方は
人それぞれだと思いますので、この作品に関してはおススメできますｗｗ