TEE-PURPLE さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悲しい未来
[傾向]
・アクション
・原子力
・極限状態の人間描写
・科学の発展そして落とし穴
廃墟と化した日本の首都を中心に、送られた三人の少女たちを舞台にした救助活動を描いた作品です。私たちの未来は科学が発展していく傍ら、一歩間違えれば取り返しのつかない大惨事になる可能性もあります。この作品ではそんな出来事を視点に描かれていて、今現在の私たちも決して無視できない状態を表しています。ついこの間の東北大震災での原子力発電所の事件など…。身をもって体験した私たちに再度訴えるような、そんな物語です。
考察・感想{netabare}
視点は日本。私たちは電気の多くを原子力に委ねている。このおかげで私たちは日々快適に暮らしていけているが、そこには大きな落とし穴が…。
そう、つい最近でも体験したであろう東北大震災での原子力発電所爆発の事件である。この作品のように死都になるほどではなかったにしろ、それは大きな被害を出したのは確かだ。これは絶対に忘れてはならない一生向き合うべき問題である。
生きているものに致命的なダメージを与える放射能。これの怖さを十分表している話だと思った。やはり便利なものは一面裏を返すと危険なものであるのだろうか?私の考えは結果的にはそこに達してしまった。答えは出ない。しかし危険なものであるのは確かだと思う。一概には答えはないが…。
今回、主役三人は、
コッペリオン=作られた存在
でありこれも科学の進歩で成し得た結果である。皆それぞれ能力が異なっている。この三人のように真面目な部類と、当初の小津姉妹のように力の使い方によってはとても危険な部類にはいる能力があり様々だ。
人類はとても非道で醜い生き物だと表している思っているこの作品、コッペリオンの彼女たちも勝手に作られて人類に絶望しているにも関わらず、葛藤し、やっぱり助け合っているところに感動した。私なら言いたいことが山ほど有り、こんな強い子達のようになれないだろう。よく表せていたと思う。
この作品は、ただのアニメや漫画で終わらせるべきでない重要な話の詰まった深い作品だと思う。そう感じた。
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みんな一人一人が助け合って生きていて、醜くも人間の強い所を何度も見れた気がします。出てくる人たちがいい人ばっかり!中には亡くなってしまった人もいて、すごく悲しかったけど面白かった。
こんな時代だと嫌だけど、いつか知らない人もみんな何も言わず助けて合って当たり前のように生きる世の中に少しでもなっていったらいいなぁと思う今日この頃でした。
{/netabare}