雷撃隊 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
きっちり完結するって今じゃ稀、JCに敬礼。
先年に灼眼のシャナを5年かけて完結させてからJCを見直した。ここ数年は尻切れ前提の1クールものが多いなか本作は4クール(前作も含む)でしっかりと完結する。やっぱり原作があって最終回まで映像化されると気持ちいい。来年3月には満足していること確定だ。さあ、「世界の秘密」に迫れ、リトルバスターズ。ミッションスタートだ。
物語が進んだらまた感想書きます。
2クールやると思っていたら1クールだったので残念。でもおよそ40話できっちり完結するのでまあいいか。序盤の姉御ルートから少ししっとり切ない雰囲気でなかなかGOOD。音楽もケルト民謡風の曲が増えてステキだ。僕にとって一番の楽しみは麻枝さんや折戸さんたち音楽チームの楽曲群なので。1期より曲の使用法が格段に向上。「SONG FOR FRIEND」の場面はミュージックビデオみたいでかっこいい。
いよいよ世界の秘密にせまるミッションだが、ひぐらし、まどか、シュタゲ、うる星やつら2なんかを見た人はピンとくるのでは?
タイムループものです。でもやはりうる星やつら2は超えてないね。あれは超えられない傑作だった。理樹と凛の恋愛描写はもう少しじっくり描いてほしかったな。1クールのしわ寄せがきたか? 真人や賢吾の強力を得てズタボロになった恭介を助ける一連の流れはいい意味で男臭い(笑)夕日に向かって叫びはしないけど雨のグラウンドで殴りあいしてくれます。ベタだけど安心感がある青春の1ページやらかしてくれてダサカッコイイ。理樹と凛の逃亡シーンは原作では数時間かかる描写を3,4分で強行。怒ってる方も多いようですが、僕にとっては嬉しいサプライズが。LIAさんの「HANABI」って曲がいい使われ方だったので個人的名場面でした。この曲はもともと2003年のコミックマーケットで販売されたオリジナル曲で、まだAIRとCLANNADの間の時期ですよ。リトバスなんて影も形もない時期の曲をこういう形で使ってくれて嬉しい限り。「増えては困る猫ばかり拾ってた 僕の隣ではいつも君が笑ってた」なんてフレーズ、まさにあの二人のための曲ですよ。出来れば6分フルコーラスで流して欲しかったけど。ちなみにフルで聴いてみると終盤にかけての展開にこれまたぴったり。この曲、シングルはもう入手不可能ですが、LIAさんのベスト盤に収録されてるので興味ある方はそちらをよろしく。KEY*LIAのコラボ曲満載で、神曲オンパレードですよ。自信を持って布教活動させていただきます。1期OPテーマ「リトルバスターズ」のLIAさん歌唱バージョンも必聴だ。
最終回、原作をカットしまくりで大丈夫か?と思っていたが意外といい出来だった。ゲームでは曖昧だった交通事故の描写がはっきり映像化されたのは良かった。恭介たちが理樹と凛を助けるために行ったタイムループが自分達をも助ける結果に繋がる一連の流れは素直に感動する。理樹と恭介の男の友情物語としても一本芯が通っている。ラストはレギュラー全員の笑顔が見られて「おめでとう」と拍手。みんなで苦難を乗り越えてハッピーエンド。ああよかった、AIRみたいなBADENDはあんまり好きじゃないので。1期は基本ギャグのエピソードが多いがキャラ個別ルートに入ると唐突に真面目になるバランスが悪かった。しかし2クールあったおかげで間の取り方に余裕があった。2期は1クールしか無かったので急ぎ足感が半端じゃなかった。十数時間かかるノベルゲームを13話、再生時間4時間強に纏めるので仕方ないけど。EXのメンバーも登場させて2期も26話やって欲しかったな。あと鍵作品の音楽目当てだった僕にとっては満足でした。何はともあれ全39話無事完結おめでとう。完結するって気持ちがいい。もう一回見返したい気分にさせられる。