norimeru さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「夜空に浮かぶ、無数の星の輝きで」・・・・星空観るたび、エリオを思い出しそうです。
オープニングから電波が飛びまくっていたこの作品。
(やくしまるえつこさんのエンディングもよかったですね。)
12話のホームランから約8ヶ月、13話をやっと観ました。
「あれ?、終わっちった」、と思ったお話が、ようやく完結。
で、レビューの改訂です。
原作つきの作品は、それを読んでいないと入り込みにくいところがあります。
この作品は、説明的セリフのおかげで助けにはなったので ○。
その反面、セリフがくどくになってしまった印象があって ×。
原作未読の私には、このあたり難しいところです。
さて、ストーリーはどうだったか?。
12話まで観終わって、なんだかすっきりしませんでした。
キャラクターは魅力的だけど、その設定はけっこう複雑。
さらに、ストーリーがあっちこっちに飛んで、まとまらなかった印象です。
きっと伏線や設定もあったのでしょうが、回収が中途半端。
途中、星宮社の登場も唐突で、いいキャラだったのに立ち位置も微妙。
第1話から強かったエリオの電波度は、中盤以降色が薄くなってきます。
エリオの「イトコ」への感情も変化。
電波的に噛み合ない距離感が、依存様感覚か恋愛的感情へと変化したのかな?。
「リュウシ」さんの主人公への感情も次第に↑↑。
(流子さんが一番まともっぽく見えますが。)
前川さんすら、主人公になにげなく好意を持ってきた気配。
ハーレム系ではないけれど、そういう見方もあるのかなと思ったり。
野球の試合も終わり、お話も「あれ?、もう最終回?」。
そんな感じで、これまでは少し残念気味な感想だったわけです。
でも、13話があってよかったです。
エリオの半年の空白はなんだったのか?。
宇宙人はいるのか?。
星宮社は本当に超能力で隕石を引きよせたのか?。
その問いにどう答えればよいのでしょう。
「嘘から出たまこと」、言い続けて結果が出たなら、それが大事。
可能性を信じず、何もしなければ何も変わることはない。
信じたからすべてがうまくいくわけではないが、何か起こるかもしれない。
明らかな答えはもちろんありません。
「宇宙人と接触した」、というエリオを否定した主人公。
今、確かにここにいる「電波度が減ったエリオ」。
主人公が、エリオを、星宮社を信じていれば、どうだったのでしょう。
「五割の確率でしか正解が出来ない問題は、最初に出した解答を信じるのが吉だよ」
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そう、否定した結果、「今」があるならそれを信じていくのがよいのでしょう。
最後まで説明じみたセリフが多かったですが、13話でまとまった印象です。
作画はブリキ絵をシャフトが製作して、ヒロインはみんなスペシャル。
特に、きらきらヘアーのエリオの可愛さは、尋常じゃありませんでした。
レビューポイント
・設定に入り込みにくくて -3
・せっかくの登場人物を生かしきれなくて -2
・最終話でお話がまとまって +2
・主人公のセリフが長過ぎて -1
・エリオが可愛くて +30
(~-~;) ヾ(-_-;) オイオイ...