退会済のユーザー さんの感想・評価
2.9
物語 : 4.5
作画 : 1.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
誤解を招く作為と残念なあれこれ
ヒロインが眼帯を付けた女の子である事とPAWORKSが制作している作品だという理由から視聴しました。勿論作品にホラー要素があるということは認識してましたが余り先入観が無い状態で見始めました。
感想…{netabare}
序盤は重要な設定である「いないもの」として描かれている鳴については生存してない死人として見てました。まんまとミスリードを喰らいましたよw
「理不尽な災い」と呼ばれている3年3組関係者の凄惨な死の原因である「死者」についても別の制服を着ている恒一と赤沢の回想シーンが印象的過ぎて…「死者」は赤沢だとずっと思い込んでました。
副担任については印象すらなくとっとと殺されるのだろうと思ってたんです。序盤は鳴の印象が強くて副担任と祖母の印象すらかき消されてました。でもラストは意外性ではなく残念な気持ちです。アニメなのだからもっと凶悪な「死者」にして視覚に恐怖を植えつけて欲しかったです。
ストーリー(原作)にはまんまとやられました。余談ですが原作者の綾辻 行人がアニメ化につき制作サイドに出した唯一の要望は主題歌をALI PROJECTにすることだったそうですね。有名そうな話ですが…
でも恐怖を売りにするアニメとしては残念に思うシーンが多かったな。
序盤の惨殺シーン後の展開の早さにはド肝を抜かれましたw次のシーンに素早く移り恒一のあの目の輝きが強調されてる作画を見るとがっかりです…もうちょっと恐怖の余韻に浸らせてよ。
11話と最終話であるあの疑心暗鬼な殺し合いのシーンとかでも火の回り遅すぎるし…いきなりみんなのキャラが立ち始めるし…各キャラの背景を描くシーンはクライマックスまでに充分描かれていると思いますが、いかんせん表情に変化が見当たらないんです。いきなり興奮してクレイジーな表情されてもついていけませんよ。マジで気持ちがついていかなかった。
やっぱりPAWORKSのアニメはツッコミ所が多いねwそこも含めて好きなんですがね!
{/netabare}
まとめ
ストーリー(原作)=秀逸
アニメ=残念(-_-メ)
鳴=凄惨なシーンよりも一番おっかねえ
眼帯=永遠のマストアイテム☆