退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ひとりじゃない
憶測と仮説(閲覧注意)
■設定の解釈{netabare}
・灰羽…人生において何らかの失敗をして早死にしてしまった人。小さな子供の場合は親よりも先に死んでしまったという失敗?神は失敗に寛大という言葉から推測したが、そもそも前世が人間だったとは限らない。あるいはグリの街は人間として生まれる前の世界で、予行演習のようなものなのかもしれない。多分両方いるのかな。
・グリの街…灰羽を再教育したり更生させる場所。神が作った学校あるいは収容所。
・街の人々…神が作った箱庭の住人。小さい頃から鎖に繋がれていた象のように、街の外に出ようとしない。灰羽のためにいるNPCのような存在?
・罪憑き…自ら命を絶った者、あるいは他者とのつながりを持てないまま早死にしてしまった者。
・トーガ…咎を捩ったもの?罪やあやまちを表現している?
・羽が灰色である意味…雛鳥を表現。みにくいアヒルの子の話のように自分の価値に気が付いていないことを表現?
{/netabare}
思いついたのはこれくらい。トーガに関しては完全なこじつけで全く根拠なし。この作品は説明くさい割に肝心なことは説明してくれないので非常に疲れる。
以前、似たような物語を見た気がするが思い出せない…どんな話かも、何のメディアだったのかも忘れた。確か人間になるための訓練?か何かをしていて、準備ができたらお別れしていく~みたいな話だったのだが、どなたかご存知でないだろうか。宗教的なものなのかなぁ。
私の妄想かもしれませんが、何か心当たりがありましたら一報下さい。
■テーマ、メッセージについて
おそらく、「巣立ち」とは「人間として生まれ変わる」あるいは「別の人間としてやり直す」という意味合いを持つ。また全体を通して人物同士の「繋がり」を意識していたように感じた。よってこの作品は「人として生きる」ということをテーマとし、描いたものだと推測。
私はこの作品から「生きるとは誰かの傍にいること」というメッセージを受け取った。上手く説明できないし野暮ったいので、気持ちは歌に乗せたいと思う。言いたいことは全部そこにある。ドラゴンボールGTの曲なんで、同世代の人なら皆知ってるんじゃないかな。きっと胸がディーンとするはずさ。
『ひとりじゃない』唄:DEEN
■その他
・1クールでこれだけ濃厚な物を作るとは…恐れ入った。
・レキは“礫”ではなく、石ころをコツコツと積んで“礎”となった
・あと、レキが苺ましまろの伸恵姉ちゃんとかぶる
・翼が生えてくる所グロすぎぃ
・広橋さんの演技がちょっと微妙かな…デビューした年?だからしょうがないか
・挨拶を強く意識してたような気がする。ケジメって大事だね
・ここに黄色の実置いときますね ( ・∀・)つ●