Lovin さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要
TV放送を視聴。原作漫画は未読。帰宅部を名乗る謎の部活の話。
高校に入学した主人公が友人と入部する部活動について話しているとき、何気なく発した「帰宅部でいいや」の言葉に反応したクラスメイトに存在する帰宅部の見学に誘われる。
視聴前の期待度は3段階で★★と普通。一般的な緩い日常系なのだろうなと適当な想像をして、面白ければ見続ける程度に考えていた。
本作品は監督:佐藤光×シリーズ構成:雑破業×制作:NOMAD、1クール全13話で構成されている。
OPは乙女新党が歌唱を担当した「2学期手ビュー大作戦!!」で、内容に相応しい明るいメロディの極ではある。
EDは安藤夏希(木戸衣吹)&道明寺桜(小林美晴)が歌唱を担当した「ワクワクDAYS☆」で、OPと似たような雰囲気の曲だったように思う。
■主な登場人物
主人公
帰宅部に入部してツッコミの才能が開花した一年生。
部長
元は内気だったが帰宅部を立ち上げた二年生。
武道家
仕留める時は相手を爆散させる武道の達人の二年生。
富豪令嬢
富豪の財力でほぼ何でも出来るお嬢様育ちの二年生。
マスコット
部内での女子力はズバ抜けて高いと評判の一年生。
■感想
作品を全編を通した感想は、よく最後まで頑張って放送したな、とスタッフに伝えたいと感じたこと。
まず主人公の声優以外は全く知らない声優さんで皆酷い棒だったということは、この作品の評価に大きく影響していると思う。スタッフが練った渾身のギャグも、視聴者にとっては棒が気になって威力が弱くなってしまうと思う。
次にギャグのつまらなさが気になった。序盤で声を聞き慣れない辺りは特に酷かった。脚本が悪いのか監督が悪いのか、何が良くないのかわからないが、ネタ自体が面白くない上にツッコミの間もいまひとつで結果的に30分眺めるだけで終わることもある。演者の棒加減も手伝って目も当てられない有様だった。
しかし終盤では演者もある程度上手くなってきたし、ギャグ自体にもクスッとくるネタもあったりとかなりマシにはなってきたと思う。そうなるには余りにも遅すぎたことも忘れてはならないが。
最終話が終わった時点で、もう一度見るかと考えた場合、私は多分二度と見ない。終盤のような状態が序盤から始まっていれば見られないことも無いと思う。
■作品の傾向
よくわからない部でよくわからない活動をする話としてあえて大人気作品の「涼宮ハルヒの憂鬱」を類似作品にしておく。
■蛇足:{netabare}
確かにXPのIMEでは「爆散」を一発変換できないが、字面で想像できないほど疑問とは思えないのだが。
{/netabare}