すばる☆ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
正義 ~ 最後の希望 ~
大人になれない大人に贈る「正義」アニメ。
日常から、非日常に一瞬にして変わってしまった迷作です。
1話~6話 「日常編」
{netabare}自警団に近いヒーロー:羽佐間と警官:後藤との出会い。
師匠・仲間・武器職人という必要要素を集めつつ、日常ヒーローの座を勝ち取る。{/netabare}
7話~10話 「キング・トーチャ編」
{netabare}父の死を知り、さらにはサムライフラメンコのネーミングの由来を知る。
そんな中、怪物たちが街で暴れはじめる。
武器職人の手助けで強力な武器を手に、まりたちのピンチに
駆けつけるサムライフラメンコ。
キング・トーチャとの死闘。さらには仲間との絆によって見事勝利を収める。
最後には羽佐間こそサムライフラメンコだとバラしてしまったのであった。。。{/netabare}
11話~15話 「フロム・ビヨンド編」
{netabare}キング・トーチャとの死闘からすぐに、フロム・ビヨンドと呼ばれる怪人が現れる。
この事態に、政府と秘密裏にされてきた組織:サムメンジャーが動き出す。
最初は馬が合わず、絶対的な絆はなかった。
敵も、四天王だけでなく・・・6万以上いるものと判明し、さらに混乱を極める。
しかし、フロム・ビヨンドとの戦いを重ねるたび、絆は何やかんやで強くなっていく。
最終決戦に際しては、羽佐間は自分の想いを語り、「自分の守るべき人を守ってくれ」と宣言する。
そして、富士山を舞台にニッポン破壊装置を埋め込まれ、噴火の危機に・・・。
さらには、最後のフロム・ビヨンドが、石田彰さん演じるフロム・サムメンコであり、羽佐間の弟と名乗ったのであった。。。
弟と言えど、似たような存在という意味合いらしい。
ビヨンドの総意を行動に移したものの、世界征服の無意味性に気づき、「やりたいからやる」 それも終了した模様。
自決。フラメンコだという理由。それもそのうち分かる。
そうして、すべての敵は消えたものの、ニッポン破壊装置は生きている。
ロボを犠牲にして、破壊に成功。なぜ、噴火しない・・・。
その後、国民英雄賞を取り、平凡な日常へ戻っていった。。。{/netabare}
15話~ 「裏切られ編」
{netabare}平凡な日常が続くわけがない。
アメリカからジャスティスというヒーローが現れる。
同時に公安から狙われることに・・・。
どうやら、国家転覆罪をサムレンジャーらに課したようだ、政府組織が。
あとは、羽佐間だけになり・・・追手の追撃を逃れることができるのだろうか???
{/netabare}
総評
{netabare}最初の日常編だけをずっとやってるだけでは、たぶんよくなかったと思う。
こうした非日常で羽佐間が憧れた世界の中で活躍させることで、ヒーローの苦悩・現実が見え、「人間ドラマ」性が増しているのだと思う。
日常だけを望んでいた人たちにとって評価が下がるのも、もちろん理解できる。
大人になれない大人。つまり、子どもが描いたような作品になることが本望なのかもしれないし。
いい巻き返しが起こることを期待し、さらにビヨンドの先に待つ展開、父の死の真相などを見守ります。{/netabare}