かおーん さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 2.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
非常に惜しい作品
前評判なし、このアニコレでも1話終了時点で30位以下。
しかしこの作品はダークホースかもしれません、自分のなかではダントツで今期トップ。面白い!
タイガー&バニー、キックアス。いや、これは古典、現代東京版ドン・キホーテですね。
何の力も持たない、ケンカも弱いファッションモデルが主人公。子供の頃からの夢、スーパーヒーローになることを諦めていません。
自前のスーツで街の正義を守ろうとしますが、いかんせん弱い。だが熱い。
前日のゴミ出し、自転車二人乗り、信号無視、歩きタバコ、傘泥棒、、、
身近な、どーでもいいような軽犯罪も、愚直に正義を貫き通す。くだらねーことを真面目にやられると笑えます。
世直しから世界を変えようと奮闘しますが、街は平和に。そんなとき、マジに悪の組織と怪人が登場!
フラメンコガールの登場、5人の戦隊に、戦隊ロボまで出現。
主人公の考える正義とは何か。
全体的に、6話くらいまでの日常系非力なヒーロー路線がすばらしい。
7話からの悪の組織の登場から、悪い作画もさらに乱れはじめ、ストーリーにも疑問符が付き始めます。
最終話付近でグッとまとまってきますが、2クールやらず、上手く1クールに治めた方が良かったのでは。適度なお馬鹿さ加減と意外性、もっとしっかり脚本をまとめれば名作になれたであろう作品。
もう一度見るかと聞かれたら「見ない」
視聴前の自分にメッセージを送れるなら「暇なら見てもいいんじゃね」
{netabare}
総評
各話感想
1話
予備知識もなにもなく、ノイタミナだからとりあえず見とくか程度の軽い気持ちで1話を視聴。
これ、熱いです。名作の予感。
サムライフラメンコってタイトルだけでは解るわけがない、戦隊ヒーロー(ソロ)もの。
改造手術されたわけでも特別な力を持つわけでもない、ただのモデルが正義のヒーローを志す。最弱です。
当然、ボコられます(笑)。
ボコられながら、熱いセリフを吐きます。これがなかなか良いこと言ってる。
で、たまたま知り合った警察官(交番勤務)が助けます。
2話移行からは、このパターンが繰り返されるのか。
動画がアップロードされて、それが評判になっていたので、この方向で物語りが動いていくのか。
今期一番の期待作。
2話
傘泥棒を追いかけますw
追いついた傘泥棒に最後に掛けた言葉、
「さあ、君の傘を盗んだ犯人を捕まえに行こう!」
吹きましたw
サムライフラメンコはネット動画で人気らしく、9万回の再生実績(うち206回が自分自身w)。正体がバレる??ってところで幕。
3話
かつて憧れの存在だった「レッドアックス」が、偽フラメンコに。
もうね、これおもしろすぎるw 声出して笑えます。
今期唯一の、来週が楽しみのアニメになりました。
4話
今回も笑わせてもらいました。面白すぎ!
心配だった作画の乱れは前半目立ちましたが、ヒロイン登場から驚きの安定感。ヒロイン出るまで適当でいい指令がでてたのか?テキトーに外注してたのか?
「フラメンコガール」。
初心者マークつけたハマーを乗り回し(ピンクw)、催涙ガスにスタンガンまで装備、クレイモアに変形までする高性能ステッキを振り回す。またこのステッキの音が重厚でいい。ジュラルミンというか鋼鉄の轟々しい音が笑える。
魔法少女ルックで、かわいい声でパヤッパー!とかいいながら、やることはかなり凶暴、凶悪。このギャップが何ともいえない。
ただ、フラメンコがやられキャラというかパッとしなくなったのがやや残念。今後に期待。
第5話
またも面白い。外さない。
フラメンコガールの決めゼリフ「恋とか愛とかよくわかんない・・・」、空気読まなすぎ(笑)
お祖父さんのフラメンコへの熱意が明かされる。そして、フラメンコガールとの決別。
エンディングで癒やされてたら、Cパートでフラメンコガールが増えたw
6話
新たなフラメンコのサポーターが登場。武器を開発してくれる、007でいうところのQ、ついに登場か!と思いきや、文房具屋。しかし扱う文房具は超危険。
7話
街はサムライフラメンコのおかげで平和に。
フラメンコの両親の死因が明らかに。
そんなとき、マジで悪の組織と怪人が登場。警官3人ほど死んでます・・・。
余りにぶっとんだ展開でキョトン。これは賛否両論だと思いますが、この組織に、いままでのメンバーがどうやって立ち向かうのか、は、期待したい。
8話
安定した面白さです。
急に悪の組織に怪人、強くなりすぎたヒーローに対してガッカリ発言が多く見られますが。
この8話は、非常に作為的です。日曜の朝のようなヒーローもののような展開と思いましたか?もううんざり、と思いましたか?
おそらく、そう思わせるために作為的にこの話を挟んだのだと読めないと色々とダメですよ。このまま毎週、怪人とのバトルを繰り広げるだけなら、今回で3匹もの怪人とハイペースで戦う必要はありません。
あこがれのヒーローの地位を手に入れ、悪と戦うことに慣れた主人公。それに疑問をもつ相棒。悪の組織の真の目的と次の策は?!
次回も楽しみです。
9話
マジ拷問。人間が本当に死んだり、流血したりするところはリアルに描くんですね・・・。
10話
悪とは何か。正義とは何か。
小指潰しとか残酷な描写は健在。
11話
アックスがただの特撮俳優じゃなかった。以前、パソコン開いていたときに、スーツの設計図みたいなの映ってたのはこの前フリだったんですね。
首相からのホットライン・・・深刻そうな感じですが、以前、トーチャー編では居眠りとかしてましたよね?
なんか前後のつながりが・・・。
いきなり4人増えて、戦隊ヒーロー結成。各キャラクターの紹介がないのは、今後あっさり死んでしまったりするのでしょうか?
うーん、読めない展開ですが、なんか微妙になってきたように感じる。
「奴は四天王の中で最弱・・・!」って、テンプレすぎるw
フラメンコガール復活と、後藤さんがヒーロー化に期待しながら、もう少し視聴してみようと思います・・・。むしろ敵になりそうで怖いですが。
16話
駆け足で続いたトーチャー・ビヨンド戦の伏線を回収。16話に、やっと戻ってきました、この作品らしさ。
真の的と戦うのは、やはりフラメンコとガールズ、になるのか?!
これからラストまでいっきに駆け抜けて欲しいです。
{/netabare}