runa21 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
侮っていたのカシラ?
ローゼンメイデン初デビュー作品です。
ずっと前から知っていたのですが、
「つまんなそう・・・」
っと目を背けていました・・・。
たけど・・・面白いじゃん!!!
かわいいじゃん!!
なんだこれ!!
しかも続くのか!!??
って感じで完全にはまりました。
前のシリーズはまいた世界の話らしく、
ちょっと見てみようかなぁ
っと思ってます。
絵が綺麗ですね。
今まで、女の子なのに
お人形にはまる人の気持ちが判らなかったのですが
(だからこの話もスルーしていたのですが)
この話を見ると、
アンティークドールにはまる人の気持ちが判ります。
あと、なんていうんでしょうか、
まかなかったジュンって、
どこか自分に似てるんですよね。
人間関係とか、
息が詰まるんですよ。
だれかがひそひそ話していると
自分の悪口とかバカにする話ばかり
聞こえてくるんです。
誰かに注目されることって、
(それが人には言えないような趣味であれば余計)
いたたまれなくなって、逃げたくなります。
私には何もないですが、
ジュンにはちょっとした
才能のようなものがあったのですが、
それがきっかけで
人との関係を断ち切っていたのだけど、
時がたって、
その才能がきっかけで、
誰かに役に立つことができて、
必要にされるようになる。
人間関係って
億劫なんですが、
正直
誰かから必要にされることって
うれしいことなんですよね。
そうして、
まかなかったジュンは自分の居場所を
こつこつと作っていきます。
それもこれも
ローゼンメイデンとの出会いから
変わっていったんですけどね。
ジュンのすごいところって、
ファッションセンスだけじゃなくて、
こつこつと一つのことを丁寧に、
確実に作り上げることだと思います。
人形作りにしてもそうです。
彼がこつこつと丁寧に作らなければ
真紅は満足しなかったでしょうし、
彼がこつこつと仕事をしなければ、
バイト先での評価はなかったと思います。
そして次に彼が目を向けたのが、
こつこつと人間関係を築き挙げること。
いままでの成果を考えると、
失敗するわけがないんですよね。
自分のできることを
どんなに遅くても
自分のペースで確実にやっていくことって
すごく大変なんです。
ジュンは本当にすごいですね。