タナボソ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
傑作にはなり損ねたが志も高く、大好きな作品。10/10(木)、23時MXにて再放送スタート。1話はバンダイチャンネルにて無料視聴可。 て言うか続編キター(゚∀゚)ー!!!!
>続編制作決定!
http://gargantia.jp/blog/?p=1547
オリジナルアニメ。
ディストピア社会、銀河人類同盟で兵士として育った少年レドが、
搭乗していた二足歩行ロボット、チェインバー共々事故により異世界に転移、
その異世界、ガルガンティア船団と船団を取り巻く海洋世界での
異文化交流を通じて成長していく物語。
1話と最終話の脚本、ストーリー構成を担当する虚淵玄もコメントしているが、
異世界に飛ばされたレドはこれから社会に出る若者を投影したキャラクター。
極めて高度なAI、パイロット支援啓発インターフェイスシステムを搭載した
チェインバーの後押しがあるとは言え、言語も価値観も全く異なる世界(≒この現実社会)に
適応することが困難であるは想像に難くない。
「就職氷河期などと言われる世知辛い世の中、厳しい戦いを強いられている彼らの胸に、
本作が応援歌として届くことを願ってます」
とのこと。
http://gargantia.jp/#introduce_comment_2
ただ、そうは言っても虚淵。
鬱要素が入り込んでこないはずがない。
どうストーリーが転がって行くか不安混じりに視聴するのもこの作品の楽しみ方のひとつ。
なお、この作品は先述した通りレド個人の成長物語に主眼を置いたアニメ。
だから予め言っておくと、人類銀河同盟と敵性生命体ヒディアーズとの戦争の行方は描かれない。
余談になるが、人類vs謎の勢力のロボットアニメなら同クール全24話で放送された
銀河機攻隊 マジェスティックプリンスがオススメ。
序盤の地味な印象や独特のキャラデザで取っつきは悪いかも知れないが、
CV日笠&井口擁する脳天気なザンネン5達のやり取りからは想像し得ない
シビアでハードな状況の下、CGで描かれた宇宙間ロボットバトルが展開される好作品。
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それではレドの成長がきちんと描かれたかと言えば微妙だとは思う。
レドが転移先であるガルガンティア船団の人々に認められる様になったようには見えない。
と言うか、認められていたのかも知れないが、その経緯の描写が不足している。
少なくともレドの側あるいはエイミーの側が決定的に好きになる瞬間を印象的に描いて欲しかった。
そうすれば最終回はもっと素直に感動できたと思う。
とは言え最終回は大好き。個人的なツボ。
{netabare}オマージュ元の{netabare}ターミネーター2{/netabare}(90年代ハリウッド超大作映画、第2段タイトル)みたいのに弱いんす。
我ながらイージーだとは思うw
レドとチェインバーの最後のやり取りは{/netabare}必ず泣いてしまう…(´;ω;`)
冷凍睡眠から覚醒、エイミーを拉致して逃亡しながら少しづつわけのわからない状況を
解き明かしていく第1話も最高の引きだった。
ガルガンティア船団を始め設定はよく作り込まれていて深みがある。
いかにも南洋的な明るい色彩、雰囲気と海上ゆえに錆びだらけで生活感のある船内。
あのカラフルな感じはあまり指摘は多くないので的外れかも知れないが、99年のゲームソフト、
クロノクロスに似ていると思った。音楽、キャラデザも彷彿とさせるものがあるような。
その音楽もリッチでクォリティが高いと感じる。
印象的なのは戦闘シーンのオーケストレーションによる躍動感、緊迫感に満ちた楽曲。
そこには悲壮感や決意のようなものも入り混じり…。脚本家の名前が脳裏にチラツキ始める。
個人的にケルト音楽を連想したが、日常シーン、船の航行シーンなどの
穏やかだったり心弾むようなBGMなども良い。
エイミーのレドへの気持ちを綴ったような歌詞のEDテーマ
『空とキミのメッセージ』も爽やかな曲調に希望に満ちた楽曲で、映像含め大好き。
以下、にわかによる声優雑記
○レド/銀髪色白の宇宙少年、イケメン CV:石川界人
Wikiを見に行くと驚かされる。
記載のある初の出演作品は2012年。新人とされている。が、
2013年秋の出演作品を並べると…。以下()内は公式サイトのキャスト記載順
・ゴールデンタイム(4番目)
・東京レイヴンズ(1番目)
・凪のあすから(5番目)
・Super Seisyun Brothers(4番目)
・機巧少女は傷つかない(記載なし/モブ)
超、凄い()
先日初視聴したアニゲラでも杉田に頭のいい子と触れられており、
早く逃げてーじゃなくてかわいがられている(意味深)模様。
とりあえず、ゴールデンタイム第1話を見れば多用の理由は知れるかと。
○チェインバー/ブリキ野郎 CV:杉田智和
2013年冬期
ジョジョ(後半クール) :ジョセフ・ジョースター
2013年春期
ガルガンティア :チェインバー
と来て
2013年夏期
シンフォギアG :顔芸マッド博士、ウェル博士
わたモテ :もこっちの妄想シーンでも荒ぶる漫研デブ
恋愛ラボ :下僕になる勢いのMであることを妹エノにノリノリで語るニート兄様
パシフィックリム(実写ハリウッド映画) :日本語吹替え版の主人公ローリー
と並べるだけでにわかでも理解できた杉田の立ち位置。
なお、円盤特典の冊子によれば
「トチれば「ロボなのに言葉が不自由」など、非難の嵐だと直感したので、体調管理を徹底しました。
人間よりも言葉の重さ、意味の尊さを知るチェインバーが大好きです。」
とのこと。
○エイミー/- CV:金元寿子
正直あまりわからん(´・ω・`)
ガルパン、カチューシャ登場時も、くぎゅううじゃないのかと思ってしまったしw
人類は衰退しましたの妖精さん、と言われても黒子とかコジコジの声強すぎだし。
もちろんエイミー役が悪いと言いたいのではないので念のため。
可愛らしさとある種の素朴さを併せ持っていたのがキャスティングの理由と
オーディオコメンタリーにて。
○マイタ/いかにもそらまる CV:徳井青空
ミルキィホームズ一期すら未視聴の自分でも、そらまるキャラのイメージって掴みやすい。
にっこにっこにー
あとは、時間のある時に追記するかも (2013/10/10初up)