wjk_anima さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
とっても、とっても, とっても、とっても ③ 笑ケル・ジャクソン プゥ~ フーっ ッフっ!w
第一期,最終話、第13話〔13 BRIDGE〕まで視終わります汰!
箸休め的な役割を担っている作品だと勝手に思っておりまふ!
シュールでナンセンスな笑ぃは、苦笑,失笑,冷笑気味な所も多々御座いマスですが、そんな所もほっこりとさせてくれる、正に荒川という、アンダーグラウンドで酌み交わされる組み手なのか、コントなのか…はたまた, 歴史に名を刻む偉人達のヒューマンドラマなのか,否か…ww
『 え~ーっと、 別に、無理してまで 視るモンじゃ ぁ 無ぃんだからねぇーっ とか云ってみる!w 」
こっ, コッ, 幸運を祈る わょ!!! 自分の…,
えぇーっ ww
第二期に続く…。
《 ストーリー 》
主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るべからず」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。
しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住む自称金星人のニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しとしてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。
荒川の橋下では常識から外れた人々がたくさん住んでいた。行は「リクルート」(通称「リク」)という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に……。
【 概要 】
2004年より『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)で隔号(月1回)連載。『月刊ガンガンWING』に連載されていた『中村工房』のキャラが多数出演している。タイトルは荒川とレッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲『アンダー・ザ・ブリッジ』に由来。
作者中村光の産休に伴い、ヤングガンガン2011年16号を最後に休載していたが、2012年8号より連載再開。累計発行部数は600万部。
テレビ東京ほかで2010年4月から6月までテレビアニメ第1期、同年10月から12月までテレビアニメ第2期がそれぞれ放送された。また、TBS系列で2011年7月から9月まで実写ドラマが放送され、その映画版が2012年2月に公開された。
《 テレビアニメ 》
【 第1期 】
2010年4月4日から6月27日までテレビ東京ほかで放送された。本放送終了後、系列外のびわ湖放送や鹿児島テレビでも放送された。
2009年8月9日のヤングガンガンFes.でアニメ化が発表され、同年12月発行の『ヤングガンガン』2009年24号・2010年1号の合併号で、2010年4月から放送されることが明らかにされた。2010年4号では主要キャラクターの声優の名前が本編中のキャラクターのジャージにさりげなく書きこまれているという異例の方法で発表された。
第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品。
★《 特徴 》★
●ストーリー展開は一部カットされているものの原作に忠実である。監督の新房昭之は「荒川の世界観が独特なので、あまり違うテイストのものを混ぜると全然違う作品になってしまう。雑味のない作品にするのがいいだろうなと思っていました」と語っている。少女らしい言動のステラや長身に描かれた鉄人兄弟といった、原作初期のキャラクター設定も変更される事なく再現されている。
●第1期第5話以降、随所に立木文彦によるナレーションが挿入されるようになる。立木はナレーションの他にもビリーやモブキャラクターの声を担当している。
●本編以外(エンディング・予告)で実写版キャラが登場している(1期では村長、2期では星が追加)。
●村長はアメーバブログでブログ「橋の下から2010[4]」を書いており、実写の村長の画像も見ることができる。
●オープニングは第1期・第2期ともに山本沙代(『ミチコとハッチン』の監督など)が絵コンテを担当している。新房監督曰く「原作者が女性だから女性の感性を取り入れたいと思い、お願いした」のだという。
●橋は原作と同じく千住大橋がモデル(河川敷は荒川・千住新橋近辺)だが、実際にはリクの家のある橋脚は存在しない。
●好きなキャラクターは新房監督がリクとニノ、シリーズディレクター・宮本幸裕が高井、シリーズ構成・赤尾でこは村長だという。
★《 登場人物 》★
「声」はテレビアニメでの声優を示す。
◆市ノ宮 行(いちのみや こう) / リクルート / リク
声 - 神谷浩史 / 斎藤千和(少年期)
大財閥「市ノ宮グループ」の御曹司であり、大学生ながら自身もGOES(ゴーズ)を含む多数の会社を設立・経営している若きエリート。22歳。172 cm。56 kg(264話では50 kg)。乙女座。A型。
河に落ちたところをニノに助けられ、彼女に借りを返すため、ニノの恋人となり河川敷に住むこととなった。村長に付けられた名前は「リクルート」(通称「リク」)。その風体からモヤシ呼ばわりされることもある。
幼い頃から英才教育を受けてきたため、学問・運動・芸術のあらゆることに精通している。また生まれてからずっとエリートの生活を送り続けてきたため、変人だらけの河川敷の住人らが引くほどの重度のナルシストでもある。
学生時代から相当モテていたが、他人とは最低限の関わりしか持ってこなかったために恋愛に関しては中学生以下。しかも少女漫画を資料にしており、その感覚はどこかズレている。
他人に作った借りを返さないとストレスで喘息を引き起こしてしまう体質。しかし河川敷での生活を続けていく内に徐々に喘息を起こさなくなった。
河川敷における仕事は教師。授業にはニノ、鉄人兄弟、ステラが主に参加し、理科の実験を行ったり遊園地を企画したりしている。
河川敷の二代目村長である。シスターとマリアの訓練による過度のストレスでつむじがハゲたことがある。
本作品におけるほぼ唯一のツッコミであり常識人ではあるが、逆に彼がボケた場合は河川敷住人のほぼ全員からツッコまれる。
◆ニノ
声 - 坂本真綾
「金星人」を自称する謎の電波系美少女。「地球人の『恋』というものを理解するため」に、リクに「恋をさせてくれないか」と頼み恋人となる。159 cm。43 kg。
金髪のワンレングスが特徴で、名前の由来である「2-3」と書かれたゼッケンを付けた青ジャージを着ている。当初は無表情で淡白な態度と口調が目立ったが、シスター曰く「リクと付き合い始めてから笑顔をよく見せる」ようになる。
荒川河川敷の仕事は魚獲り。基本的に彼女が作る料理は魚類が中心である他、挨拶の際にもいきなり相手の口に鮮魚を突っ込む等の奇行を見せる。何の装備もなしに1時間以上も潜水できる他、遊泳能力もかなり高く、荒川の激流をものともしない。好物はシスターが作ったクッキー。物忘れが激しく、リクに河川敷に住まうように言ったのも彼の顔を忘れないため。
両親からの送り物と思しき大量のカセットテープを大切に保管している。このテープに手を出すと威嚇のポーズをとり、怒り出す。
普段はダンボールハウスに住み、中にあるビロードのベッドについている引き出しの中で寝る。ただ、時折リクの家で寝ることもある。夢遊病の気があり、さらにシスターの訓練によって眠っている間だけ合気道を使うことができるようになっている。
作者は彼女をアヴリル・ラヴィーンの若い頃をモデルにして書いた。男性(命令)口調(当初、一人称は場面によって「私」・「俺」を使い分けていたが、後に「私」に統一された。理由はリクのために勉強して、「彼女」にジョブチェンジしようとしたため。アニメでは最初から「私」)で喋る。{netabare}
◆村長
声 - 藤原啓治
荒川河川敷に住むホームレス達を仕切っている自称620歳の河童。176 cm。85 kg(甲羅含む)。264話では78 kg(甲羅などを脱ぐと-30 kg)。
河川敷に住むには、村長から名前をもらわなければならないという掟があり、見た目の雰囲気等から(主に適当な)名前を付けられる。
かなり楽天的で、だらだらした生活を送っている。協調性などは欠片も見られないが、彼の何げない言葉には何故か人を落ち着かせる力がこもっている。
自分を河童であると言い張っているが、着ぐるみを着たれっきとした人間。人間だとバレバレな行動を取っているが、リク以外は皆本物の河童だと思っている。河童のスーツはかなり高性能だが、素材がポリプロピレンであるため火に弱い。複数所持しており、バリエーションも豊富。
P子に好かれているが自分への想いにまったく気付いていない。曰く「人間との恋愛なんて考えられない」とのこと。好物はキュウリとP子スペシャル地酒「河川敷」。
単行本13巻でリクルートを新村長に任命しており、その後「かぱちゃんハウス」の最深部の村長しかはいれない「特別な部屋」でリクルートと話をする。
ニノを幼少期の頃から知っており、作中の重要なキーパーソンになりつつある。
◆星(ほし)
声 - 杉田智和
常に星形のマスクを被っている男。橋の下の音楽担当のミュージシャン。24歳。179 cm。61 kg。牡牛座。B型。
定期的にコンサートを河川敷で開いているが、披露する曲は珍妙な内容のものがほとんど。しかし、ギターの腕は確かである。星型マスクの下には満月の形をしたマスクを重ねて被っている。ヘビースモーカーで、特にセブンスターを好んで吸う。
好きな女性のタイプは「ワンレンの女性」と言い張るほどニノのことが好き。そのため、ニノの恋人として現れたリクを目の敵にしている。何かにつけて嫌がらせをしたり対立したりするものの、なんだかんだでリクとは仲良くやっており、悪友の関係になりつつある。
自他共に認めるフェミニストであり、ニノに対しては勿論、P子やアマゾネス等に対しても、恋愛に関するアドバイスや気遣いを行うことが多い。さらにお洒落にも気を遣っていて、河川敷住人の服装をコーディネートしたこともある。作者曰く「描いてて服装を考えるのが楽しみなキャラ」。
村長と違い人外と言い張るつもりはなく、マスクを外して橋の上にあるコンビニへ買い物に行く事もある。マスクの中の素顔は赤みがかった茶髪の美形。
4年前まではサードアルバムがオリコンで1位を取るほどの売れっ子ミュージシャンだったが、あくまで作詞・作曲をするプロデューサーの手腕によるものであり、不満を募らせていた。自身が作ったものの使わせてもらえなかった歌やストレスをぶつけただけの即興の歌をニノの家の前で歌っていたことがきっかけで彼女と出会い、自分の歌に素直に称賛を貰った事で惚れたという。しかし、出演した『いいとも』でジョン・レノンに電話を貰った、自分の回ではエルヴィス・プレスリーに電話した等と言っているため、どこまで本当かはわかっていない。
リクルートが新村長になったときに「俳音(はいね)」と改名されかけた。
◆シスター
声 - 子安武人
シスターの格好をした元傭兵の美青年。河川敷の教会で毎週日曜にミサを執り行っている。身につけている十字架は八端十字架。29歳。208 cm。92 kg。A型。水瓶座。国籍はイギリス。
傭兵時代の癖が抜けず、修道服の下は軍服をきており、大量の銃火器を所有し、第三次世界大戦に備えて教会の地下には核シェルターまで備えている。武器や兵器は勿論、それに類似したものにも過敏に反応することが多く、また命をかけた熱い闘いを見ると最高の笑顔になる。さらにシスターという職業上(?)、幽霊が見えたり嘘を見破るという特殊能力も持っている。
孤児院で働いていたこともあり、クッキーやケーキなどのスイーツ作りが得意であったりと家庭的な面もある。村長に恩があるらしく、彼に対してだけは敬語を使う。
マリアとは昔戦場で出会った。頭髪を波平カットにされ、その鮮やかな手際に一目惚れし3年間連れ添い結婚まで考えていたが、某国のスパイだった彼女に敗戦の決め手となるような機密情報を漏らしてしまったという過去がある。彼がポーカーフェイスを保っているのは、波平カットを自分の仲間たちから爆笑されたため。
失われた戦場のスリルを補うために不発弾を抱いて寝ている。
今でもマリアのことが好きだが、彼女からは下僕のように酷い扱いをされている。罵倒による精神的ダメージが限界を超えると、右頬にある傷から血が吹き出る。時折からかうこともあるが、その度にキレのある罵倒を浴びせかけられ、結局大ダメージを負っている。
◆シロ
声 - 大塚芳忠
常に白線を引いて、その上を移動する変なおじさん。本名は「白井通(しらい とおる)」。43歳。176 cm。65 kg。蟹座。O型。
もともと一流企業の営業マンだったが、うっかり出張先で「白線から落ちたら、妻が白色コーニッシュになってしまう」というルールで白線渡りゲームを始めてしまった。それ以来6年間、妻の白井薫と高校生の娘の待つ北海道の家には戻っていない。しかし今でも妻子から愛されており、妻には「ホワイトライン オーストラリア杯」に出場するために毎回保証人になってもらっており、思春期真っ盛りである筈の娘からもとても愛されている。
白線渡りに関しては並ならぬ情熱を持っており、自身を「渡ラー」と称する。自身と価値観の合う者に対しては優しいが、そうでない者やミーハーに対する態度はきつい。白線渡りに備えたトレーニングは場を選ばず行っているらしく、脚力にかけては無類の強さを誇る。当初は割りとまともな振る舞いを見せていたが、徐々に空気が読めない、自分勝手な面を露見していく。
愛機の白線引きの名は「コーニッシュ」。見た目では分からないが白線渡りの為の様々なカスタマイズがされているという。好きな国道は国道15号。また白い粉を常に必要としているため、傍から見ると何か誤解されかねない人に見えてしまう。
普段は腕と足の部分に穴の開いた寝袋を着込んでいて、荒川河川敷での彼の家は、彼がいつも着ている寝袋との事。拗ねると蓑虫のように寝袋を着こむ。
河川敷で唯一、マリアの罵倒がまったく効かない人物。
◆鉄人兄弟
声 - 三瓶由布子(鉄雄) / 新谷良子(鉄郎)
超能力者を名乗り、鉄仮面を常にかぶっている子供の兄弟。名前は兄が鉄雄で黄色の目の鉄仮面を被っており、弟が鉄郎で緑の目の鉄仮面を被っている。90 cm。40 kg。O型。双子座。
仮面を外せば、超能力が使えるらしい(本人たち曰く「空も飛べるし、時空も超えられる」)。仕事はドラム缶風呂屋。毎日のようにお揃いの服を着ており、夏の間はセーラー服を、冬の間は黒いパーカーを着てジーンズを穿いている。
彼らの話によれば、「3年前までとある研究所にNo. 29、No. 30という番号で収容されていた」らしく、「地獄のようなその場所から脱走し河川敷に流れ着いた」らしい。その研究所にいた頃に都内JR線の駅名を電極を直接脳に挿して覚えさせられ、脱走した今でもそれらの駅名を寝言で言うようになってしまった。それにより「鉄ちゃん」の「鉄」から取って「鉄人」という名前を付けられたらしい。
当初はリクに好意を抱いておらず、星と同じくリクを敵視していたが、リクから泳ぎを教わったことを期に、彼によく懐くようになった。また同年代であるステラとも良き友人(師弟?)関係を築いている。
初登場時はやや長身に描かれていたが、物語の進行と同時に身長が縮んでいき、小柄な体型となっていったが、自分達の超能力の影響であると説明されている。
◆P子(ピーこ)
声 - 小見川千明
河川敷住人の食べる野菜を作っている少女。葉っぱを思わせるアホ毛がある。ニノの親友で冬の間は野菜の種や苗を探す旅に出ている。22歳。130 cm。体重は秘匿。魚座。B型。
変人揃いの河川敷住人の中では割合マトモな性格をしており、リクに代わって他の住人にツッコミを行うこともある。その反面殺人的なドジっ娘でもある。昔は彼女の野菜作りに荒川河川敷の住人達が手伝いに来ていたらしいが、彼女のドジで命を落としかねないため今では誰も手伝わない。また村長への恋(後述)を始め、何かと恵まれない境遇に巻き込まれることが多い。本人は遠くまで苗を探せる理由で車の免許を欲しがっているがリクに止められている。しかし本人曰く二輪には乗っている。野菜をこよなく愛しており、河川敷の住人達の好みに合わせて育てている。傷ついた野菜の心をケアするために、「野菜ジゴロPニュート」と名乗る濃いキャラにジョブチェンジし、謎の歌や踊りを披露することもある。
村長に恋しているため、彼の好物のキュウリを特に多く栽培している。アタックを仕掛けた事も多々あるが、村長が鈍いため中々気付いて貰えない。リク、ニノ、星等の住人には知られている。
年齢に反してかなり小柄の子供体型で、その事は当人にとって大きなコンプレックスとなっている。また恋の話にも敏感だが、自他を問わずヤンデレとなって暴走する傾向もある。
正月は父親のトラックで実家に帰省している。父親は「種族が違う人を愛してそれを成就させたすごい人」、母親は「いつもビニールハウスにいる」らしい。
リクルートが新村長になったときに「豊美(とよみ)」と改名されかけた。
◆ステラ
声 - 斎藤千和
シスターを追ってイギリスからやってきた孤児院育ちの少女。髪型はツインテール。獅子座。O型。「ステラ」の名前はシスターが攻撃ヘリコプターのステラから名付けた。素直で無垢な普通の少女を装っているが、本性は広島弁で喋るヤクザである。物語の進行につれ言動は広島弁に統一されている。
孤児院にいた頃はシスターと共に数々の修羅場をくぐり抜けており、そのため戦闘力は非常に高く、銃を構えたシスターの首を抑えられる数少ない人物。マリアに勝負を挑んだ頃からは、怒りや嫉妬心などにより体が巨大化(通称拳王)することもしばしばあり、その人間離れした能力にリクや星を驚かせている。
夢は橋の下のみんなで「家族(ファミリー)」になること(ただし狙っているのはファーザーの座)とシスターを守れるくらい大きくなること。鉄人兄弟と仲が良く、彼等を舎弟に置いているが上下関係はなく、普通の友達のように遊んでいる。
◆マリア
声 - 沢城みゆき
家畜を飼育している美女。河川敷住人の食べる卵・乳製品を作っている。168 cm。85 kg(暗器含む)。AB型。蠍座。
シスターに「寝起きのマリアはSの化身」と言わしめるほどの生粋のサディストで、人を苛めた時に最高に良い笑顔を見せる。シスターに好かれているが、まったく気にしていないどころかそれを知っていてわざとシスターに毒舌を吐く。またそれ以外にも、リクや星をターゲットに毒を吐くことがある。反面女性には優しく庇護的態度を見せることがあるが、一定期間誰も虐めないでいると禁断症状が現れ、誰彼構わず毒を吐くようになる。自分がからかわれた際にはより毒舌が冴え渡るという。
華奢な体躯からは想像も出来ない位強く、拳王状態のステラが軽くあしらわれるほどである。ハサミなど、小型の武器を使用する。持ち技は相手を一瞬で波平カットにするという恐ろしい秘技「"サ○エ'sファーザー"」。その戦闘力はシスターと互角であり、村長曰く「風神雷神のごとく拮抗」。
某国の元スパイらしく、シスターとは戦場で出会った。その時シスターにハニートラップを仕掛け、3年間連れ添った挙句に「敗戦の決め手となった」機密情報を獲得したらしい。それを含め、スパイであった過去は度々シスターに(実力行使で)口止めしている。ちなみに当時の異名は「美しきミサイル迎撃装置」。
数少ない弱点として、罵倒が全く効かないシロの存在と、スパイ時代の過去を暴露されることがあげられる。
彼女の過去はシスターもよく知らないが、マリア本人は「今までの人生からじゃ考えられない位今がとても幸せ」と言っている。
◆ラストサムライ
声 - 中村悠一
髷を結ったTシャツ・ジーンズ姿の青年。一人称は「拙者」で、語尾に「ござる」を付ける。また、相手の名前を呼ぶ際は最後に「殿」を付け、誰に対しても丁寧語で喋る。178 cm。68 kg。O型。山羊座。
橋の下での仕事は美容師で、鋏の代わりに日本刀で髪をカットする。彼の髪を切る速さはまさに神速である(但し、シスターだけは刀の動きを見切ってしまうため、散髪の度に騒ぎになってしまう)。
実家は武家の血筋。河川敷に来る以前はカリスマ美容師として主に女性に持て囃されたイケメン青年だった。しかし女の子達の言いなりに店を動かしていく内に自分のしたいカットが分からなくなる。心を落ち着けようと家宝の刀を河川敷で振り回していた時に村長と出会い、その言葉で自分が本当にやりたいことを見つけ、今の姿に落ち着いた。
河川敷に来てからは己の信念を象徴する「まげない」という言葉の書かれたTシャツをいつも着ている。ちなみにこのTシャツを始め、独特のプリントが描かれたTシャツは、河川敷の美容室で買える。
村長への気持ちを絶対に曲げないP子の事が好きだが、想いは伝えずにいる。
リクルートが新村長になったときに「武士(たけし)」と改名されかけた。
◆ビリー
声 - 立木文彦
オウムのマスクを被ったハードボイルドな男。ジャクリーンの恋人。タイハクオウム4歳。180 cm。74 kg。獅子座。A型。
ジャクリーンへのぶっきらぼうながら揺るぎない愛と、男らしさを体現する渋い言動は、事あるごとにリクや星をも痺れさせ「アニキ」と呼ばれている。夏でも常にスーツを着ている。「ビリー」はロカビリーの略。村長と同じく、人外と言い張っている。「三歩歩いたら過去のことは全部忘れる」のがポリシー。胸には煙草をしまっているが、中に入っているのは小松菜。
元は関東最大最強の組織「国鳥会」の伝説的なヤクザだったが、組長の女であったジャクリーンに手を出して、2人で逃げて現在に至る。彼が常に被っているオウムのマスクは、彼が所属していた「国鳥会」の物で、荒川河川敷に住んでからも常に被っている。尚、「国鳥会」へは彼女を奪い取った記念日に組長の元へ行き、風切羽を詰めると言うケジメをつけた。
◆ジャクリーン
声 - 後藤邑子
女王蜂の格好をした美女で、ビリーの恋人。弱気で穏やかな性格。年齢はビリーより年上。165 cm。47 kg。射手座。B型。
橋の下での仕事はエステティシャン。冬でも常にミニスカートをはいている。ビリーが居ないと酷く取り乱し、「5m以上離れると死んでしまう」らしい。
本人曰く「巣には三万匹の子どもと一万匹のダンナがいる」らしく、ビリーとは不倫関係にある。元はビリーが所属していた組の組長の女だったらしく、その頃に着ていた綺麗な花の模様が描かれた着物を今でも持っており、着ると怖い性格に戻る。また、極道関係の者を相手にする際も、極妻時の口調に戻る。
〔 その他の登場人物 〕
◆市ノ宮 積(いちのみや せき)
声 - 小山力也
リクの実父であり市ノ宮カンパニーの社長。42歳。175 cm。59 kg。天秤座。A型。
リクと同様の喘息体質の持ち主で、「他人に借りを作るべからず」という家訓を徹底して貫いている。自身に逆らう者はたとえ息子でも容赦しない厳格な男。
常に無表情であるが、メディアに露出する際は人が変わったようににこやかな表情を見せる。流石にリクのことを過度に溺愛する高井のことは苦手に思っており、島崎の報告から高井は消してほしいと思っている。
リクが彼を苦手とする理由はその厳格さの為でもあるが、幼少期に「育ててもらった借りを返す」上で様々なトラウマを植え付けられたためでもある。
◆市ノ宮 春子(いちのみや はるこ)
リクの実母。故人。積の両親によって決められた結婚相手で、彼が「自らの人生最大で唯一の過ち」と語る人物。結婚前から難病に侵されており、余命幾許もない中積と結婚した。家訓を守る為に奔走する積を温かく見守るその姿は、積のこれまでの生き方の相場観に少なからず影響を与えた。リクを出産すると同時に他界する。
◆高井 照正(たかい てるまさ)
声 - チョー
リクが外で経営する会社の有能な秘書。リクを溺愛している。51歳。174 cm。59 kg。A型。山羊座。10年前に家庭への無関心が原因で妻に逃げられ茫然自失となっていたが、当時小学生だったリクの指示メールを読むことが心の支えとなって立ち直り、以来彼に精神的依存をしている。
ニノと出会い変化していくリクを感涙するほど喜ばしく思っているが、ニノには嫉妬の余り姑のような態度を取る事もある。その行きすぎた接し方は傍から見ると同性愛を疑われるほどであり、リクを始め河川敷住民からも気味悪がられている。『行様お気に入りショット集』という独自のアルバムを製作している。
自身のエゴの形を体現し、リクと共に金星(?)行きのロケットで飛び立った。その後リクより遅れて地球に帰還し、以降は「行様の魂のステージレベルを上げる」ために行動するようになる。
◆島崎(しまざき)
声 - 田中理恵
リクの会社「GOES」の社員。クールな雰囲気の美女。32歳。169 cm。50 kg。A型。蟹座。表向きは高井と同じくリクの会社の社員。だが、積からの命令でリクの動向を探っている。さらに産業スパイで双方の会社から情報の横流しをしている。
ニノのことも探っているが、調査を続ける内にニノの持つ『莫大な価値ある物』について探り当て、己の野心のために積にそれを隠し続け、河川敷の監視を続けている。あることがきっかけでシロに惚れてしまい、徐々に彼にあやかった奇行に走るようになる。挙句に任務を忘れて河川敷住民になろうとし、村長から「女スパイ」という名をもらった。田舎の出身らしく、感情が高ぶると口調が方言になる。幼少期はかなり貧乏な家庭で育ったらしく、本人はそのことをあまり思い出したくないらしい。
◆謎の男
声 - 藤原啓治
積による再開発計画を裏で阻止した、神出鬼没な謎の人物。
常に和装に身を包んでおり、アマゾネスからは「ボス」と呼ばれている。ニノの事を大切に思っており、守り続けている。またアニメの声が村長と同じことや荒川の再開発の事件の際、村長がどこかへ消えていてそれを住人が不思議に思っていたシーンがあり村長が着ぐるみを脱いだ姿ではないかと思われる。
◆くわばらぽてち / 地球防衛軍隊長
声 - 関智一
萌え系の少女漫画『ぴーなっツインズ』を描いている青年漫画家。28歳。162 cm。48 kg。B型。双子座。
本名不明。「くわばらぽてち」はペンネームである。これは彼の担当が勝手につけた名前で、本人はあまり気に入っていない。荒川河川敷で村長と星に出会い、抑圧していたSF漫画への情熱を解放され「地球防衛軍隊長」を名乗り始める。
後に荒川の河川敷の住人をモデルにしたSF漫画「ギャラクシーアンダーザブリッジ」の連載を開始し、一部でカルト的人気を得て長期連載となった。
リクが彼の住人化を阻止しようと嘘をついた所為で、リクとニノを金星人と思い込み警戒している。二人の気持ちの真意を試すべく、一時期腐葉土のメンバーとして活動したこともあった。そこそこ売れている漫画家であるが、毎回締め切りに追われているらしく、ネガティブな一面を見せることもある。
◆アマゾネス
声 - 小林ゆう
リクが野球のボールを探しに行かされた時、埼玉の河原で出会った屈強な少女。肌の露出の多い鎧を身につけ、天狗の面を着けた男3人を従えている。17歳。198 cm。体重は自称りんご2個分。A型。牡牛座。
初登場時の口調はいわゆる“片言”だったが、自分の正体をごまかすため、初登場の回のラストから女子高生口調の片言へと変化した。
見かけによらず意外と病弱。普段は厚化粧をしていて、声もごついが、素顔はかなりの美少女。好物のアイス「ガリガリ様」の当たりを一発で引き当てたリクに惚れる。天狗たちの協力を得てリクにアタックを続けていたが、後に自分に恋愛に対するアドバイスをくれた星に心変わりした。謎の男の命令で荒川上流の地下にある宇宙ステーションのような施設にあるロケットを守るため、周辺を24時間監視している。
◆天狗3人衆
声 - 中村悠一
アマゾネスと共に『秘宝』を守る、黒髪二人、金髪一人の青年達。ビキニの上部分と「恥じらい」「Cカップ」などと描かれた変なTシャツを着ていて、アマゾネスはこの3人を女だと主張している。ちなみに名前を呼ぶ時は、Tシャツに書かれた文字で呼び合う。アマゾネスのことを心底大事に思っており、彼女の恋を成就させるためにあらゆるサポートを行う。催眠術を使うことが出来る。
◆ヤス
声 - 中村悠一
「国鳥会」に所属する、ビリーの弟分。ツバメ。興奮すると頭から飾り羽根が生える。組を抜けたビリーと違い、「国鳥会」に残り続けているため、河川敷に姿を見せることはあまりない。高井がリクを溺愛するのと同じレベルで、ビリーに心酔している。そのためジャクリーンとは恋敵の関係にある。
◆もぐら
モグラのマスクを被った、怪しい組織「腐葉土」のリーダーとした組織。村長曰く「恐ろしいふわふわアゴの持ち主」。村長と因縁がある。
組員はショッカーのような格好をしている。組織の真の目的は不明だが、マルチ商法紛いの活動をしており島崎も被害にあっている。潜水艦を少なくとも3隻は所有しており資金力も高い。
◆バド・ギンズバーグ
アメリカで活動する元パパラッチ。星のスキャンダルをすっぱ抜いた人物。パパラッチの職業を通じて大金を手に入れたが、そのやり口のあくどさから妻に見放された。撮影に関する実力はあり、星からも「良い写真を撮る」と評されている。
◆イリィ・ギンズバーグ
バドの娘。クールな性格。父の帰りを母親と共に8年間待っていた。 {/netabare}