りく さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
これまでとは一味違った神のみ。面白いけど原作既読向け
原作18巻(女神編の途中)まで既読、アニメ1期・2期視聴済み、OVA未視聴という非常に中途半端な状態です。
続きものなので、原作未読の場合は1期と2期だけでなくOVAも観てないと分かりづらいと思います。
がしかしこのOVA、原作の限定版についてくるというシロモノなうえ、一部のエピソードがごっそり飛ばされている都合で、たとえOVAまで観ても完全に物語を把握できるわけではないようです。
なので結局は、女神編に入る前までの部分だけ原作読むのが一番ですね。ひでー。
原作ではかなりたくさんの女の子を攻略していましたが、バッサリカットされています。この女神編で重要人物となる女の子の攻略すらダイジェストです。もったいないなぁ(´・ω・`)
1期と2期は、ギャルゲーの神様である主人公・桂木がリアル女子を攻略していくという単純明快な構成になっていましたが、3期ではそこに「女神救出」というストーリー性が加わえられました。
やはり明確な目的・目に見える脅威があると、物語に深みが出ますね。
{netabare} これまで非情と言ってもいいほどに割り切って攻略に勤めていた桂木。今回も「攻略の鬼になる」と言っていましたが、最終的にはちひろを傷つけてしまったことを涙を流すほどに後悔していました。
桂木の少年らしさ、心の揺れを垣間見ることができたのは3期の見どころではないでしょうか。
12話のタイトルは「初めて恋をした記憶」ですが、これ、ちひろだけでなく桂木のことも指しているんだろうなーと思います。なんだかんだでピックを大切に持っていたようですし、攻略の記憶が残ってないにもかかわらず再び好意を寄せてくれていた彼女には、流石の神にーさまも特別な思いを持っていたのかもしれませんね。
なんにしても切ない終わり方でした……(´;ω;`) {/netabare}
全体的にはかなり楽しめたんですが、ラスト1話での風呂敷の畳み方が若干雑だったように感じました。{netabare}ヴィンテージの制圧・女神による攻防などがずいぶんあっさり済まされてしまいましたし、後日談もエルシィの口から簡単に説明されるだけでどうも釈然としませんでした(´・ω・`){/netabare}
特別編やるくらいならオリジナルでいいから何かやってほしかったなぁ。
原作読まないと分かりづらいのでオススメはしづらいですが、相変わらず面白かったです。
アニメ4期にも期待したいところですが、どうなんでしょうか……。